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徒然  作者: 遮那
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memento mori

ハタと気付けば時既に遅し 手には包丁血糊がベトり

不思議と頭は冷たくスッキリ バラした死体も今は裏庭


何て事をしたと 誰もが言うけれど

逆に聞かせてよ 何で人間殺しちゃいけないの?


生きてるだけで素晴らしい死ねば終わりと

聞き飽きちゃったよ大人な誤魔化し

どいつもこいつも死ぬ事について口塞ぐほど

増してくばかりの”死”への関心


物モノ溢れる飽和な社会 生まれ持っての新しモノ好き

欲に任せて日々を過ごすほど 生きるの自体に退屈してくる


汚いのは全部 抑制かければ

上手く収まる って人間のエゴはそんなに甘くない


後から来る者 他人の事などハナから頭に無い

今さえ良ければそれで良い独り善がり

死ぬ事なんぞ微塵たりとも考えもせず

ただただ惰性で生きた結果


昔の賢者も 偉大な英雄も

”死”への恐怖を 抱かないなんて誰一人とていない


生きてる限りはそのすぐ傍に付き纏われる

甘美な香りを匂わせる薄暗がり

老いも若きも常日頃から直面している

それだからこそ”生”は尊い


”生きる”って何なの?子供達からの無垢な問いに

神でもないのに無理しなくて良い

相手は子供で自分は大人なんてプライドは捨てちゃえ

話し合う事それ自体が大事

さぁ皆今こそ”死”を想え

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