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徒然  作者: 遮那
81/152

ドラマクイーン

ギラギラ照りつく陽射しの中を

我が物顔で歩く

顔覆わんばかりのデカグラス

晒す生白い脚


ケバケバで派手なセレブリティ

それ真似したってどこか半端


今まで着ていたお古の洋服一枚二枚

脱げば男の熱視線 満ちるプライド

引くに引けなくすべて脱ぎ捨て裸晒せば

飽きられ捨てられるのがオチ


「愛しているから私のすべてを

洩れなく分かって欲しいんだ」と


大した中身など無いくせに

大見得かまして後で赤っ恥


どんな時代に生きた人も生まれた時から

”良い女”そんな奴はいない

行き届いてる仕草振る舞い たおやかな笑み

すべては後から身に付けるもの


何の気なしに振舞ってても 足下を見りゃ背伸びをしてるの

それを見ないで勝手に諦めて 開き直るのは何よりも醜い


誰の力も借りる事無く生きる事を

男を演じる そう勘違いする

女は女の男は男の持ち物あるでしょ?

それを自ら捨てることはない

口では言ってる一度きりの自分の人生

楽しまなきゃ損だって

足りない部分を補う意味でも”演技”をするのよ

アナタの居る場所そここそが舞台

アナタのドラマ アナタがドラマクイーン

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