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徒然  作者: 遮那
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散華

目の眩むほどに 澄み渡る夏空

陽射しを照り返して 輝く海の原


青々茂る木々 静かに流る刻 あるのは蝉時雨

兵どもが夢の跡


命を賭して散った花々

それは名の無き詩人

逃れ得る事無い”生”への渇望

彼等の懊悩苦悩

その心を疑うなかれ

 

あれからウン十年 平和に惚けてる

色眼鏡かけてコトを見るくせ 無益なケチ付ける


賛美したいんじゃない 戦は呪うべき 憎むべきものなれど

決して忘れるべきじゃない


後に生きてる僕らがとやかく

アレコレ言うもんじゃない

反省分析好きにやれば良い

あんたら識者で

そんな事より大事なことがある


平和を詠い争い憎むばかりに

増え続けるタブー

建前ばかりで本音の言えない

空っぽな泥人形


彼等の行為が示してくれたのは

どんな凡人も

かかる至高な偉業をも成しうる

大いなる光

虚無感溢れる今の社会で

この希望を潰しちゃいけない

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