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徒然  作者: 遮那
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ペルソナ

終電揺られる中 窓に映る姿を見る

転けた記憶もない でも擦り傷が増えてる


今日の「自分」を思い返してみる

でも思考は窓の外の暗闇へと溶けて何も残らない


どんなに当たり障りなく演じても

ただただ本当の「私」を擦り減らしてくだけ

自分でも もうどうなってるのかわからない事態

まるで生きた心地しない


一人でいる時でも 油断も隙もない

気付かぬうちに いつもレンズに見張られてる


誰に見られているか分からないこの世の中で

身動きが取れない 一体どうすれば良いの誰か教えて


どんなに当たり障りなく演じても

いつも手元に残るは妙な罪悪感だけ

本音と建前の間を堂々巡り

面取るタイミングを失う


このまま監視されての安全を取るか

自身の身は自分で守るか あなたはどっち?


どんなにこの世を憂いていても

歯を食いしばって生きてく他ない

自分に課した役を最期まで演じきるのみ

その先に何もないとしても

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