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徒然  作者: 遮那
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Outgrow

朝の光を背に 鏡の前に立ち

見慣れぬ晴れ姿 自然と締まる顔


いつもの時間いつものホーム

若干浮いてるこの姿とテンション


途中の駅から 乗り込む友達

互いの姿を見て からかってはしゃぐ


最寄りの駅までまだ少しかかる

隣の友は今何を思う?


毎年飽きずに変わらず咲いてる門脇の桜

対して意識する事もなしに通り過ぎてたけど

今日という日で会えなくなるのは少し寂しい

流れる景色を見ながら 一人でに思う


あんなにうんざりしていた門までの坂も

登り切るのが何だか惜しい


イタズラな風に翻弄される桜の花びら

明るく喜び分かち合い はしゃぐ友の顔

数字を聞けば長いようでも実感は短い

代表挨拶的な 言葉が浮かぶ


側から見れば何も知らずに 浮かれてるだけに見えるだろうけど

先行き見えない未来への不安 誤魔化すのに必死なだけ

あなた方もそうだったでしょう?


イタズラな風に翻弄される桜の花びら

明るく喜び分かち合い はしゃぐ友の顔

他人には言えない夢を追うため町を出る人

そんな人はどんな人でも疎遠になるけど

老いても変わらず咲き誇ってるこの桜があるなら

またこの下で会う事が出来るだろう

今日はただの一つの節目

いずれまた会うその日まで

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