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徒然  作者: 遮那
68/152

Folie a deux

気の向くまま場所時問わず 手元で見れるHearsay

意識無くても溜まる一方 すでにパンパンな頭ん中


曖昧な情報に対する取捨選択

出来る脳は既にない


巷流れるセンセーショナルでガキ臭いスローガン

頭は思考停止状態 いやそもそも中身が無い

口から出るのは出任せばかり その場限りの嘘

そんなものでも寄ってたかってる

何とも異様な集団ヒステリー


もっともらしい事を言えば 拍手喝采雨あられ

耳が痛い事実述べれば 非難轟々晒し首


ちょっと端っこ摘み食いしただけで

まるで全て見た様な知ったかコメンテーター


皆同じに提供される”情報”というものに

そこに生まれる妙な連帯感 不思議な仲間意識

我ら多数こそが正義なんだと思い込むあまり

少数を貶し苛める

何とも醜い集団ヒステリー


巷流れるセンセーショナルでガキ臭いスローガン

頭は思考停止状態 いやそもそも中身が無い

そのくせ馬鹿の一つ覚えで不満を漏らし

改革という旗の下に仮想の敵と戦う

凛々たる瞳に垣間見える

精神病がごとき狂気

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