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徒然  作者: 遮那
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STORY Part2 Fuzzy

卒なく企業に就職決まり 愛想振りまくFront desk clerk

お昼友達とランチに出かける 交差点向こうに見えるアナタ


声を掛けようとしたら 駆け寄る可愛子ちゃん

何やら親しげに笑顔で話してる


信号が青に変わり 友達の陰に隠れすれ違う

渡り終えて振り向けば 気付かなかったみたい去るのが見える

てか何でコソコソしなきゃならないの?


月2恒例行事家飲み 互いの家にブツを持ち寄り

男と女二人っきりでも そこに浮ついた雰囲氣は無し


「こんなアタシに構ってばかりじゃ 当分彼女出来ないよ?」

「それはお互い様だろ?」


相変わらずお酒が弱くて 気付けばもうスヤスヤ夢の中

いつもこうして置いてけぼり 気持ち良さそうな間抜け面

冗談でキスしようとしてみたり 襲おうとした事もある

結局ホッペを軽く抓るだけ


「ねぇ ホントに気になる娘いないの?」

「実は前からずっと気になってる娘がいるんだ」

「ふーん…そんじゃあまぁ健闘を祈って乾杯しようか!」


まだ言いたげだったのを止めて 無理矢理に話逸らしたのは

アタシの方に準備が無かったのよ その先の言葉を聞きたくなかった

どうせあの可愛子ちゃんか はたまた私の知らない女か

気になるけど聞きたくもない

今日のはノーカン さっさと寝るとしよう


起きると机に書き置き

「今度の日曜空けといて」

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