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徒然  作者: 遮那
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STORY Part2 恋愛ごっこ

今日こそケジメをはっきりつけよう

駅から伸びるスクールゾーン

鳩が見下ろすクロックタワー

手を振り返す素敵な彼氏


「ゴメンね待った?」「イヤ今来たとこだよ」

「寒いね」とこれ見よがしに腕組み歩く


好きな人が新しく出来たとか

もう嫌いになっちゃったとか そんな事は無い

でも今でも好きなのか それに自信がない

このままズルズルいっていいのかな?


キッカケはとても些細な事よ

友達からの急な紹介

カレの事は前から知ってた

だって校内人気ナンバーワン


浮かれるのは当然よね当たり前

しかも向こうから告ってきたんだし そりゃ得意にもなるわ


それからの二人はいつも一緒で

登下校は勿論のこと 昼ご飯も一緒

でもこないだ気付いちゃったのよ

私の意識がカレに無い事を


正直舞い上がっちゃって あん時即オーケー出したけど

今思えば”好き”とは違う ただクラスメイト達に羨ましがられたかっただけ


好きな人が新しく出来たとか

もう嫌いになっちゃったとか そんな事は無い

でもこのまま誤魔化すのも無理だしアナタにも悪い

だから明るく握手でもして別れよう

大丈夫アナタならすぐにでも新しい娘出来るよ

ただ一つだけワガママを聞いて貰っていい?

このまま繋がりないのは寂しいから

何かあった時相談乗ってくれる?

勿論大切な友人の一人として


最後までズルイね私って

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