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徒然  作者: 遮那
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アプレゲール

少し眠たいのかい? 頭をコクリとして

昨夜は遅かったんだろう? 無理しなくて良いよ


そうかい? なら忙しい日々の連続だからこそ

たまには休みくらい力を抜いて 昔の話をしようよ


今もこうして目瞑れば 鮮やかに思い出される風景

下宿の万年床カビの匂い 語り合った若かりし友の声


激動に揺れる時代の 荒波に揉まれ

溺れぬよう なりふり構わず必死にもがいた

手を抜かず生き抜いた それだけが誇りよ

あぁ…愛しの我がアプレ


待たせてごめんね どこまで話したかな?

大丈夫よ この歳でボケちゃった訳じゃないから


目まぐるしく時は移ろい 物で溢れかえり

便利に暮らせ感謝してる でも何か寂しい


私達は何も知らされぬまま 勝手にルールを書き換えられ

押し付けられたソレに付き従うだけ あの頃は疑問を持たなかったけど


激動に揺れる時代の 荒波に揉まれ

溺れぬよう なりふり構わず必死にもがいた

手を抜かず生き抜いた それだけが誇りよ

あぁ…愛しの我がアプレ


何もかも新しく一新しようとして 脈々続く先人の叡智を

古臭いと馬鹿にし蔑ろにした その結果が今の放恣で退廃的 目も当てられない


激動に揺れる時代の 荒波に揉まれ

溺れぬよう なりふり構わず必死にもがいた

生き抜いて行くため敵も沢山作ってきた

歩んだ道振り向けば 躯の山

でも同じ分だけ喜び分かち合える友もいる

だから今はこうして笑い合える

あぁ…愛しの我がアプレ

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