Black Dog
笑顔で手を振り別れ帰り道一人
足取りは重く
さっきまで間違いなく楽しいひと時過ごし
気分も良かったのに
別にヘマを仕出かした覚えは無く
後ろめたい事も無い
でも一体なんだろう?この心を占める焦燥感
独りになるのを見計らって
傍に寄って来るbeloved Black dog
陽の当たる明るい所へは決して現れない
ただ暗がりからいつも感じてる
虚無の眼差しを
さぁ撫でてあげよう もっとこっちにおいで
なーに どうせ今夜も眠れない
”みんな”の中では余計な事考えず
気立てよく振る舞える
社交的で他人との隔てを置かない気質
評判も悪くない
ただ少し突っ撥ねたからって
酷い人扱い
この矛盾に慣れることが出来ず また内に籠る
独りになるのを見計らって
傍に寄って来るbeloved Black dog
その瞳を覗けば まざまざと見える鬱々たる顔
昼とまるで違うこんな私を
お前は嗤わないでくれるね
さぁ撫でてあげよう もっとこっちにおいで
なーに どうせ今夜も眠れない
過去の行いをいくら非難したって
自ら首絞めるだけ
”今”生きる己の存在を否定する事だから わかってるよ…
独りになるのを見計らって
傍に寄って来るbeloved Black dog
その身に宿し人々の苦悩は私の心を蝕む
でもお前だけはどんな状況下でも
傍にいてくれるね
さぁ撫でてあげよう もっとこっちにおいで
なーに どうせ今夜も眠れない




