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徒然  作者: 遮那
45/152

3.11 Smile

漏れ聞こえる声に目を覚まし

窓から外見ると

何事も無かったかのように子供達が

思い思いに遊ぶ


特に意味のない言葉 いつもより大袈裟なAction

心は固く閉ざしていたのに ジンワリ緩み自然と笑みが溢れた


Make Smile 口にするなら

良いこと馬鹿らしいこと言おう

「こんな時に…」とバカにし貶す人もいるだろう

でもいいじゃないか 不謹慎と言うのなら

別にそれでも構わないよ

いつまでも塞ぎ込んだって

どこへも行けやしない


子供達がこんな時でも相変わらず

笑顔でいるのは

大人達の不安をその心で

敏感に感じ取っているから


何とか重く沈んだその場を明るく

楽しませようと

馬鹿げた事する子供の方が

よっぽど大人らしい


でも言葉に出さなくても伝わってくる 悲しみに満ちた瞳

あんなに小さく未発達な体に 大の大人がそんな無理させてどうするの


Make Smile 口にするなら

良いこと馬鹿らしいこと言おう

感傷的に一緒になって被害者面してる場合じゃない

心を寄り添い気持ちを分かろうたって

それは無理な話だよ

安易に渦中に入りたいだけ


人々の生活を押し流した嵐が去り 荒れ果てた大地に

負けず凛と立つ一本の松の木

その姿は心に強く訴えかける また僕らは立ち上がれると


Make Smile 口にするなら

良いこと馬鹿らしいこと言おう

人だけに与えられたという素晴らしき特権 使わぬ手はないでしょう

いつまでも下向いて蹲ってないで

雲のない青空を見上げよう

そして大声上げて笑い合えばいい

あの笑顔を絶やさぬ子供達のように

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