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徒然  作者: 遮那
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3.11 赤い糸

一つのポケットの中で手を繋ぎあって

二人瓦礫の中歩く

仰げば澄み渡るような青空

頭上ではウグイスが囀り


こうして再びアナタと寄り添い歩ける

溢れてくる多幸感

今はまだ何も考えず 余韻をじっくり噛み締めていたい


一心に祈る時気付けば小指に

結ばれている赤い糸

それはパッと見では分からないくらい

か細くて頼りないけれど

人々の想いが一つに纏まり

糸が束ねられたなら

どんな重い困難も支え合えるよ

これが出来るなら 何て素敵じゃないか


あれから月日は経ち瓦礫では今も

見慣れぬ姿が活動し

見ず知らずの私達へ見返り求めず

ただただ施してくれてる


文明と共に失われたと思われていた

古来の鯔背な了見

いやいや まだこうして人々の心根にしっかり根付いている


一心に祈る時気付けば小指に

結ばれている赤い糸

それはパッと見では分からないくらい

か細くて頼りないけれど

人々の想いが一つに纏まり

糸が束ねられたなら

どんな重い困難も支え合えるよ

これが出来るなら 何て素敵じゃないか

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