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TOY's MARCH
昼下がり慌ただしい往来 道端に座り込む
注がれる冷めた視線 今じゃ何も感じられない
瞳は宙をウロウロ 焦点は定まらず
肌もすっかりボロボロ 腕には無数の穴
でも不思議と打開する気は起きない
このまま生温い幻想に浸っていたい
気を許したその隙を見計らって心に巣くったのは
話術巧みに人々を誑かす白き悪魔
誰も責められず残された時間をただ生きてくだけ
あぁ...なんて惨めなMy Life
必死に呼び止める友の声を無下にあしらい
一度だけだと甘い誘いに乗ったこのアタシは
後でツケが来る事知ってて止めない確信犯
後で止めたくなったって欲してしまう常習犯
朦朧とした意識の中指の間から
溢れてくるモノをただ見つめてる
過信で出来たその隙を見計らって心に巣くったのは
話術巧みに人々を誑かす白き悪魔
過去を責めて懺悔を続けても好奇の目は止まない
一度失えばもう取り戻せない
気を許したその隙を見計らって心に巣くったのは
話術巧みに人々を誑かす白き悪魔
その場しのぎの快楽を求め溺れてしまったのは自分
この先も孤独な戦いは続く
この身が滅びてしまうまで




