Prayer
「どうしていつもアタシだけ? こんな辛い目に遭うんだろう?」
「あの娘等とアタシとはどう見ても何等遜色がないのに」
「あんなに欠かさず毎日神様にお祈りしてるのに...」
「一体どういう事?信じる者は救ってくれるんじゃないの?」
そんな他人任せの怠けた姿勢見せられちゃ
頼まれた方だってヤル気起きないっしょ?
胸の前で仰々しく手を合わせ拝むその姿は
「今」をより良くすると心に期するため
見えないナニかに頼むのではなく求めるものでもない
どうせだったら己自身に祈れ
眼前広がる風景の色合いが コロコロ変わってゆき
今まで正しかったはずのものが 実は間違ってると
次第に心はつかみどころのない不安に蝕まれ
安住を求め帰属できるナニかを無理矢理仕立て上げる
身近な筈の己を信じようとはせず
得体の知れないモノへ寄り掛かる
胸の前で仰々しく手を合わせ拝むその姿は
「今」をより良くすると心に期するため
見えないナニかに頼むのではなく求めるものでもない
どうせだったら己自身に祈れ
今まで生きてきて築いた自我を捨ててまで
盲目的な信仰を求める神など捨ててしまえ
胸の前で仰々しく手を合わせ拝むその姿は
「今」をより良くすると心に期するため
もう一人の自分を神様だとか呼び名は何だっていい
さぁ己自身に拝み倒せ
そして叶えろ胸に秘めた夢を




