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徒然  作者: 遮那
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モダン-タイムズ

さぁ今日も働きますか 身を粉にして

まぁついさっき帰ってきたトコなんだけど


いつも疲れてるが特に達成感はない

だって考えてみれば何もなし得てない


只管言われたことを処理していく毎日

隣の歯車動けばこちらもイヤでも回る

そこいらの機械と何ら変わらないけど

物覚え聞き分けの良さでアチラのが上手


突如突きつけられたthe meaning of being

お手手繋いで仲良くしてれば良かったはずでしょ?

今更手を離して突っ撥ねないでよ そんな無責任に

混乱する中漠然と分かるのは

堕ちてる そうグライダーのように


学校という動力機に繋がれて

一定の高度を保ち飛ばされていた


出てからは自らの嗅覚頼りに

より高く飛べる機体を探し求める


いつのまにか引っ張られてる事実を忘れ

今自力で飛んでいるんだと勘違いしていく

今更手を離して突っ撥ねられたって どうしようもない

くっついてく仕方は習ったけど

飛び方までは習ってない


私ってここで必要なの? 代わりはいくらでもいる

部品一個消えたって スペアを嵌め込めばいい


一昔前は物を知ってれば重宝されてたのに

どう考えてみたトコで機械に勝てるわけも無く

おかげさまで今となっては仕事を取られてしまい

正常に動いているか見張るだけ


突如突きつけられたthe meaning of being

お手手繋いで仲良くしてれば良かったはずでしょ?

今更もう手遅れなのか イヤまだ諦めるのは早い

いっそ奴らにくれてやればいい

我らに残された道はまだあるはず

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