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徒然  作者: 遮那
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ゆめまぼろし

静かに目を開けて見渡して

ご覧よ この世界を

空はどこまでも高く晴れ渡り

海は波一つ立てない


分かるだろう?ここでは全て

君の思い通りになる

勿論君を嘲笑う者もいない

縛られることもない


さぁお開きにしよう そろそろ帰る時間だよ

いつもママが枕元まで起こしに来るもん そうでしょ?


余計なお世話よ私はまだ目覚めたくない

紛い物が本物のフリしてるような安価な世界に

もう充分よコレ以上何も見たくないし聞きたくもない

そろそろ私を眠らせて


思った通りまたここに

来たね 待ちわびてたよ

今日は何か言いたげだね

何となくわかるよ


連日テレビで中身のない

お笑いに満ちて

合わせて人々の間でも

笑顔を作り笑いあう


嫌われないようにビクついてる そんな人間関係に

いい加減嫌気が差したんでしょ?そうでしょ?


余計な詮索なんかしないでそんなの求めてない

ただ誰かに邪魔をすることもされたくもないだけ

もう充分よコレ以上何も見たくないし聞きたくもない

そろそろ私を眠らせて


とっくに気付いてるでしょ?僕は君で君は僕

いくら駄々を捏ねたところで

君はそっちで生きていかなきゃいけない 分かるでしょ?


余計な縷説なんか御免よそんなの求めてない

分かるんでしょ?私自身が痛い程身に染みてる

でもお願いよもう充分アッチで起きていたじゃない?

そろそろ私を眠らせて

そしてもう目なんか醒させないで

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