表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徒然  作者: 遮那
35/152

uncanny

小夜更け辺りは静寂に包まれ

眠りに落ちようにも 益々目は冴え


得体の知れない不安に胸は締め付けられ

フイに妙な気配を感じ洗面台へ


鏡の前に一人立ち問いかける

目の前にいるアナタは誰?


何処から聞こえてくるのか頭の中響く

天使と悪魔が執拗に責め立て

じっくり一人で考える猶予も与えず

心をジワリと削りとってゆく


白き人は理想的在るべき姿を求め

黒き者は甘美な香りで心を揺さぶる


己誤魔化し世の理に従うか

蔑まれても我が道を行くか


何処から聞こえてくるのか頭の中響く

天使と悪魔が執拗に責め立て

慌てふためく私を見て顔に湛えるのは

どちらも同じような嗤笑


何度も巡って来た分かれ道

変われるチャンスはあったのに

忙し過ぎる日々のせいにし

その声を無視し続けてきた


何処から聞こえてくるのか頭の中響く

天使と悪魔が執拗に責め立て

決して戻れることない道に思いを馳せ

また日常へと身を委ねる

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ