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徒然  作者: 遮那
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STORY Part1 Time Passes

少し大きめのベッド ダルい体起こし

スーツを着込んで いつもの電車に乗る


ホームで思いついて 手帳に目を通す

先の方までビッシリ これがなんだか誇らしい


あれだけ疎ましかった システマティックなこの社会

でも今はお陰様で 余計な事考えないでいられるよ


どれほどの時を越えれば 楽になれるんだろう?

いつまでもこのままじゃ いけないとわかっていても

心というのはおかしなもので 日々忙しくても

一人で落ち着いた時に

私の何処かで アナタを感じる


ヘトヘトになって 暗い部屋に帰る

辺りに脱ぎ散らかし シャワーを浴びる


ジャージ着てビール片手に TVをつける

あの人がコレを見たら卒倒するかもね


何度も試してみたけど どうしても「はい」を押せなかった

未だに電話帳には アナタの名前が残ったまま


どれほどの時を越えれば 楽になれるんだろう?

心配なんかされたくないから 平静装うけど

忘れようとすればするほど 思い出は濃くなる

実のトコまだ吹っ切れてない

今の私がいる 写真立ては伏せたまま


「もしあぁしてれば...」なんて 全部結果論で

行けるとこまで突き詰めたって 空しくなるだけ


どれほどの時を越えれば 心解せれるのかな?

でも今なら言える気がする この気持ちあの人に伝えたい

電話しようかしまいかなんて こんなのらしくない

さらに傷が深くなろうと

後悔したくないから 携帯に手を伸ばす

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