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エクスタシー
せかせか働き 暮らせどお金は 貯まらず溜まるは
不平不満
ぶつける先ない 有り余るエネルギー 対象探して
右往左往
安易な刺激を求めるだけなら
掃いて捨てるほど乗っかる男はいる
暗がりの中で気持ちを昂り朝までまぐわう
普段抑えてる醜い獣性解き放ちながら
でもヤルことヤっても残るは嫌悪感
顔合わせずとも 気軽に何でも 出来ちゃう世の中
技術過多時代
今ある便利さ すぐに慣れが来て 不便さ起これば
怒り爆発
楽とか便利を求め続けても
何がためするのかヴィジョンはまるでない
努力をしないで手に入るモノは容易に出て行く
快楽欲しいとやたらめたらに腰振り続けている
エクスタシーまで到達せぬまま
快楽心底味わい尽くせない
湧き上がる疑問 あれほど欲しがってたのはコレなのか?
七転八倒辛酸を嘗めた経験の向こう
苦労が報われ多幸に包まれ言い様ないほど
心身痺れるほどまでの快楽
飽きなど来ず又それゆえ尊い