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徒然  作者: 遮那
134/152

桜花

玄関開ければ初夏の様相で

陽射しが燦々新緑を照らし


今春通して風が吹き荒れて

地面に広がる薄桃の花びら


やはり花は桜木

人ならば武士

醜く枯れずに

潔く散る

姿に釘付け心が騒つく


お見舞い着替えをたんまり抱えて

病院入口混み合う待合


壁にはビッシリ病気の品書き

なるだけ長生きしましょう合唱


腰曲げ杖つく

苦々しい顔

チューブに繋がれ

生気のない顔

死に時失いひたすら枯れてく


戦のない時代

技術革新の時代

満ち足る感覚

掴みづらい時代

儚く散るモノ対する同調

未だに心の奥底居座る

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