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徒然  作者: 遮那
124/152

Protozoan

言われるそのまま子供の頃から

疑問を持たずに歩かされてきた

会社に入れば昔の杵柄

「空気」に応じて上手く立ち回る


アレヨアレヨと言う間に上席


長年生きても研鑽積まずに惰性で来たから

カバンの中身は思春期時代と大して差はない

その時その時ヘコヘコしながら身につけたモノは

ごますり作法と上司の受け売り


争いの匂い鼻利くおかげで

波風立てずにここまで来られた

謙虚なフリして意見が違えば

立場守るため反射で反対


譲れぬ嘉言があるんじゃないのに


外部の刺激にパブロフよろしく飛びつきすぐ飽く

その都度反省自省をしないで繰り返しただけ

一か百なのか白黒はっきり結論求める

「人生中々単純じゃない」と普段は言うのに

そんな矛盾すら本人気づかない


長年生きてりゃ偉くも成れると信じてやまない

毎年毎年変わらず動かず変わろうともせず

肩書き書いてる印籠首からぶら下げ空威張り

尊敬されずに煙たがれたって別に構わない

恥辱にまみれて晩節汚してただ生きてくのみ

分裂せぬまま年月重ねた

Protozoanの哀れな結末

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