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徒然  作者: 遮那
12/152

lost

夕間暮れの刻 哀愁が心を占めてく

空の明暗がムコウとの 狭間を思わせるから


夜更けに目が覚めて 隣にアナタがいる

思わず手を伸ばしても 幻は闇に溶けて


誰しもが現状から救われたいと祈ってる

同時に自暴自棄な衝動にも駆られる

惰性で生きていくにはあまりに無情な世界

次第に死の香りに惹かれてく


私から滲み出るメランコリーに 巻き込みたくなくて

塞ぎ込んでみても 気付くと隣に誰かいる


どうしてこうも人は 独りでは生きていけないのか

そうすれば失う悲しみを 負うこともない


誰しもが現状から救われたいと祈ってる

同時に自暴自棄な「死」への渇望も感じている

あらかじめ喪われたモノへの諦観と苛立ちに

この身は焦がされて行く


誰かの腕の中にいても 消えることない喪失感

きっとこれからもずっと 失い続けるんだろうな


日常の中に潜む死の陰に翻弄されて

いっそムコウに行けば 楽になれるんだろうけど

哀しみを我慢せずに涙をポロポロ流したい

そんな風に強くなりたい


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