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徒然  作者: 遮那
119/152

ROAD

村の外れの寂れた一角 大門に一人

若さにありがち傲岸不遜に 佇む青二才


今このまんまじゃオヤジ等みたいに干からびてくだけ

俺なら大きな花火を上げれる 間違いない


今いる俺は マジモンじゃない

探せばどっかで見つけれる

青臭い無思慮な勢い任せに 第一歩踏み出す


遠くで妖しく揺れてる陽炎 照りつける太陽

地平の果てまで荒野を貫く一筋のROAD

弱音も吐かずに信じてやまない未来に期待して

歩き続けるペースを落とさず


西日が弱まりチラチラ瞬く宵の明星

中身が今にも溢れてきそうな リュックを降ろして


今まで来た道振り返り見れば 明かり一つなし

思えばよくまぁ遠くに来たなと どこかで誇らしい


すっかり陽が落ち辺りは真っ暗

自然の只中 寂しさ

人工物ない心細さの中 道だけ頼もしい


一人の力でここまで来れたと過信していたけど

昔に敷かれた道外れぬよう歩いてきただけ

もしもこの道が通ってないなら荒野を前にし

途方に暮れては竦んでたろうな


風雨に晒され凸凹陥没しちゃっている道を

修繕重ねて同時に新たに伸ばすことが

後に続いてく我らの使命で後進への義務

東の空から太陽が昇る

決意を新たにリュックを拾い上げ

目の前の道をさぁひたすら行こう

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