ROAD
村の外れの寂れた一角 大門に一人
若さにありがち傲岸不遜に 佇む青二才
今このまんまじゃオヤジ等みたいに干からびてくだけ
俺なら大きな花火を上げれる 間違いない
今いる俺は マジモンじゃない
探せばどっかで見つけれる
青臭い無思慮な勢い任せに 第一歩踏み出す
遠くで妖しく揺れてる陽炎 照りつける太陽
地平の果てまで荒野を貫く一筋のROAD
弱音も吐かずに信じてやまない未来に期待して
歩き続けるペースを落とさず
西日が弱まりチラチラ瞬く宵の明星
中身が今にも溢れてきそうな リュックを降ろして
今まで来た道振り返り見れば 明かり一つなし
思えばよくまぁ遠くに来たなと どこかで誇らしい
すっかり陽が落ち辺りは真っ暗
自然の只中 寂しさ
人工物ない心細さの中 道だけ頼もしい
一人の力でここまで来れたと過信していたけど
昔に敷かれた道外れぬよう歩いてきただけ
もしもこの道が通ってないなら荒野を前にし
途方に暮れては竦んでたろうな
風雨に晒され凸凹陥没しちゃっている道を
修繕重ねて同時に新たに伸ばすことが
後に続いてく我らの使命で後進への義務
東の空から太陽が昇る
決意を新たにリュックを拾い上げ
目の前の道をさぁひたすら行こう