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徒然  作者: 遮那
118/152

Right

見た目形がヒトならば 誰でも権利を持つらしい

どこの誰だか知らねども 権威がそうだと言っている


先生ああしておっしゃってるなら間違いないだろう

オイシイ話に乗っかる言い訳

出しに都合よく使いたいってだけ


目が潰れている鼻しか効かない盲者の大群

思わずヨダレが口に溜まるような美味そうな香り

虫とりの糊に絡め取られてる虫けらのごとし

罠に嵌っても喚き散らすだけ


平日通りをけたましく 練り歩いてる示威行進

己の言葉に酔っ払い 権利だナンだと勇ましい


この世におぎゃって生まれたからって権利を持つのか?

考えなくても判るしそもそも

求める自体が恥ずくて言えない


性別女に生まれたからって未だ女じゃない

研鑽歳月重ねてなるもの

コレと同んなじヒトに生まれても人ってワケじゃない

ましてや権利を持ってるワケがない


人ではないなら何者なのかと詰問が来ても

コッチが訊きたいけど一つ言える

形容しようのない正体不明のオゾマシイナニカ


深読みしないで素直にそのまま読んで字の如し

人で在る為努力してる人に

損得利益を基準に権れば苦しませるだけ

元々の意味で解釈するべき

道理を権るこれこそがRight

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