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オモイ
いつからでしょうか夢を語るのが 差し障りとして遠慮し口噤む
世間の流行りに脇目を振らない 真っ直ぐな人を疎ましく思う
ホントの本当は憧れてるけど 認めたくないの
ダメで空っぽな私そのものを
試しもしないで世間智を頼りし
子供の頃から
私はこうだと裁断下して
諦めてた
貴方と出逢って付き合っちゃうまで
何処をどう見て勘違いしたのか 貴方が突然告白してきて
初めてじゃ無いし悪い気もしない 二つ返事で付き合ってみれば
今迄一緒に過ごした奴とは 根本から違う
向けてくる目付きは真剣そのもの
自身のコトでも本気になれない
考えたくない
軽くて有っても無くてもイイモノ
しか要らないから
真面目で素直な汚れひとつ無い
貴方のオモイは
余りにもオモイ受け止めきれない
「一々重い(笑)」と
ヘラヘラ笑って誤魔化すしかない
空っぽな中身に積み込んでくのは
楽しい事だと
教えてくれてる貴方の裏の無い 無邪気で素直な笑顔に惹かれた
真面目で素直な汚れひとつ無い
貴方のオモイを
オモイと感じず応えてあげたい
その様でありたい
好きだという気持ちこれだけは確か