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徒然  作者: 遮那
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沈黙の螺旋

通りの灯がまだ点いてる頃から チカチカ瞬き始める頃まで

機械仕掛けのカラクリ人形 アクセク働き立ててく生計


隔離されぬ様ハブられぬ様 孤独を恐れる哀しき動物

空いてる時間に情報収集 独自に選択しているつもりでも


書き込まれている名無しのレビュー

ツイツイ目が行き思考は停止

何が一番支持を得てるか 判断基準は結局他人任せ


アレやコレやと省察する事求められてない許されてもない

世の中便利になればなる程時間足りない不思議

そのクセ毎日何かを選択してかなきゃいけない

仕方なく同じメディアへと縋る


過ぎ来し方なら異端な意見の 者をむざむざ殺されたならば

仇をとろうと気概が出てきて筵旗掲げ立ち上がれる


仮初めとはいえ平和な時代と 言われているその裏側では

「空気を読めよ」のその一点張り まともに取り合おうとすらしない


真摯に多数に訴えかけても

終いに無視され除け者扱い

声を上げること自体に疲れて 黙りこくるのを待ってるSly majority


アレやコレやと省察してみてもどうも私見が正しいようだと

判断出来ても世の中的にはマイノリティだろうと

自覚をしちゃうと他人とぶつかり合うのを恐れて

己を殺して陰へと引っ込む


独自の思考や意見というもの

口を閉ざして引き篭もる程に

加速する虐殺嵌る悪循環 コレぞいわゆる「沈黙の螺旋」


アレやコレやと省察する程納得いかない世の中の流れ

少数派にいるそのこと自体を面白がればいい

当ったり前だと信じる常識言い続けていれば

その内釣られてポツポツ他人が

自由に考え 意見しだすかも


求められてる「悪魔の代弁者」

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