表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
徒然  作者: 遮那
103/152

いとおしい

東雲の微光暁の静けさ

親子並んで寝ている姿は 模範通りの川の字

朝の支度をそろそろしなきゃと

起きようにもついつい見入るは 我が子の寝顔


視線を感じて奥見りゃ旦那が

言葉を掛けずにコチラへ微笑む


ひたすらに愛惜しい それ以外要らない

「愛している」だとか そんな手垢に塗れた

あやふやな言葉 それじゃ表せない

微笑みを返す私の心は


独りで立つのが「自立」する事と

勘違いして強がり生きてた 青臭い私

相手の気持ちの裏付け欲しくて

求めた言葉は「愛している」だけ


使い古され今じゃただの記号

縋れば不安の堂々巡り 八方塞がり


聞こえ良いフレーズ 使い勝手の良さに

溺れたら自分の 気持ちも何処か曖昧

違和感アリアリな Loveなんて言葉

いつかは何処かに捨てなくちゃいけない


結局一番しっくり来るのは

「失うのが惜しい」ただこれに尽きる そうじゃない?


ひたすらに愛惜しい それ以外要らない

斜に構えてるのが 時代の流行りでも

失うくらいなら 我が身を捧げたい

端から見てみりゃみっともなくても

人の一生それだけで豊か

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ