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徒然  作者: 遮那
100/152

downfall

午後か午前か微妙な未明に 何処からともなく湧く影

薄明かりの中それぞれ浮かぶは 疲れ草臥れた風な顔


今のままではダメだというのは自覚していても

己を慰めるのに手一杯


見る気聞く気ない 世の中真面目に考えたくない

波風起こさず現状維持したい

それでも刻々 事態は悪化していくだけ

むざむざこのまま没する他ない


本屋の店先平積みされてる 自己愛過剰な書籍群

これまで自虐でいたのが変わって 気味悪いほどの褒め様


価値観真逆の新旧同士が互いに啀むけど

どちらも同じ不安神経症


流布してた事が 嘘か真かどうか以前に

信じた己を恥とも思わない

譲れない「ナニカ」 誰も持たずにいるクセに

敵を見つけて倒した所で

また次も同じように騙される


それぞれ「義」のために 命を賭して生きた人々

祀らず弔う事すらせぬまま

呑気に惰性で 過ごして来た我等は

呪われて当然然るべきだし

滅びて何の不思議もない

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