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第2話 副会長争奪戦

筆者は保険委員長でした。

 俺が風邪をひいて休んだ1週間の間に生徒会選挙が行われて相原が生徒会長に選ばれたということなのか!?


「生徒会長?」


「うん。生徒会選挙でみんなが私に投票したらしいのよ。まさか生徒会長になるなんて……。まだ1年生なのに」


 そう。俺たちは高校1年生。1年生だからこそ相原が生徒会長に当選したのは考えられない出来事なのだ。


 普通は2年生や3年生の先輩が生徒会長を務めるもの。その学校を治めるべき存在なのだから年齢が上でなければやっていられない。


これじゃあ俺の裏方生活が全うできやしないじゃないか。くそっ。


 いや待てよ?状況によってはむしろ裏方の仕事がやりやすくなるんじゃ無いか?


 そう。俺が副会長になればいいのだ。確かこの学校は生徒会長の補佐となる副会長の選任を生徒会長に一任している。


 要するにだ。相原が俺を副会長に選任してくれればそれでいい。なーんだ。簡単じゃ無いか。余裕余裕……。

 

 余裕なわけあるか!相原が俺を副会長に選ぶわけがない。無理難題じゃねぇか。


「ふっふっふ。その様子だとよしみんも副会長の座、狙っておるな?」


 そう、こいつだ。相原にはこいつがいる。相原と唯一無二の親友、高瀬美伊那が。高瀬がラスボスにしか見えなくなってきた。倒せっこないよこんな奴。


「そうだな。生徒会に入れば内心も上がるだろうし是非生徒会メンバーになりたいところだが、高瀬が入りたいってなら高瀬に副会長の座は譲るよ」


「ありゃりゃ、意外とあっさりしてんね。よしみん」


「まあな。相原のことは高瀬が一番よくわかってるだろうし」


「あんたが副会長なんてまっぴらごめんよ」


 ほら。相原も俺には副会長になって欲しくないんだ。それに、熟考に熟考を重ねたが高瀬に勝てるイメージが湧かなかった。だからすんなり副会長の座を譲った。


 なんてこった。冷静でいるようにはしていたがこれは痛い。せめて、せめて俺がこの一週間休んでいなければなんとかなったかもしれないのに。


 その後悔だけが頭を支配し、俺は机に突っ伏した。


「よしみんよしみん、なんか勘違いしてない?」


「は?勘違い?俺は現実主義者だが?」


「私、副会長じゃないよ?」


 ……ん?高瀬が副会長じゃないのか?でもさっき


「よしみんも副会長の座、狙っておるな?」


  って言ったよな。


「私は書記に決まってるんだよ。少年!」


 それマ?高瀬が書記?じゃあ副会長は?


「まだ決まっていないのさ。いいじゃん、よしみん副会長やんなよ」


「な、何言ってるのよ美伊那!こんな奴が副会長だなんて考えられないわ」


「 そーだぞ高瀬。おまえが副会長やれよ。書記なんてもったいないぞ」


  「……はぁ。」


 高瀬は両手を広げため息をついて首を横に振る。俺なんか変なこと言った?なんでため息?


「よしみん、そのボケは笑えないよ」


「ボケてねぇよ!真剣なんだけど!?」

 

「いいからよしみんがやんな!」


「は、はいっ!!」


 高瀬に凄まれて思わず返事をしてしまったが、相原は……。


「こいつに副会長なんてさせるわけないでしょ!?何考えてんのよ美伊那」


「いや、あいちゃんよく考えてみてよ。よしみんが副会長なら会長の仕事が楽にできるよ?自分がしたくないことなんでもさせられるんだよ?トイレ掃除とかトイレ掃除とかトイレ掃除とか」


 おい高瀬。おまえは俺の敵か味方かどっちなんだ?


「…確かにそれもそうね。吉見にならなんでもさせられるわね。あんた、副会長やんなさい」


「損得感情強すぎない!?まあやるけど」


「ええ。あんたならなんでも頼みやすいのは確かだし」


 これはキタァーーーー!!高瀬はやっぱり俺の味方なのか!!ありがとう高瀬ぇ。


 若干涙目で高瀬の方を見るとウインクをしてくれた。ありがとう高瀬。


 副会長になれたということは、裏方の仕事だけでなく表の世界で相原を手伝っても違和感がないと言うこと。表でも裏でも相原をサポートすることができる。


 この上ない幸せ。高瀬様。貴方様に一生ついていきますはい。


 こうして無事、俺は副会長に就任した。










保険委員長だからってエロくないんだからねっ‼︎

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