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魔王の血を継ぐ者達  作者: ジュニア
3/9

鶏の襲撃

一軒づつ探索していく中で、役に立ちそうなアイテムをいくつか手に入れてスラミンに持たせた。スラミンは基本戦う能力がないがエリックのサポートはできる。


徐々に日が陰りはじめた。雲一つ無い真っ青な空が徐々に灰色がかり、赤く染まろうとしていた。


朽ちた家が光を失っていき、更なる不気味さを増していく。


ーーそろそろ身を隠す場所に移動しないと自分達の身が危険になるか、、、


「スラミン、撤収しよう。ここから丘の方にある小屋まで移動しよう。」


「分かった。それにしてもゴルゴンは遅いな」


ゴルゴンは、もう一匹の連れのゴーレムで、岩石に覆われた魔物だ。体長が3mもあるから目立ちはするが頑丈で力強くエリックのサポートをしてくれる。


「森に探索させているからね、でも彼なら大丈夫。ウォーカーは石は食わないし、スラミンも食わない」


「そうだけどさ、もし彼らが知恵をつけて襲ってきたらと思うと心配になるじゃん」


「考えすぎだスラミン、早く丘の上まで移動しよう」


話しながら道を歩いていると一匹の鶏がこちらをジーと見つめている。


「何で鶏がここに?彼らに食べられなかったの?」スラミンは好奇心が湧いて近づくと、鶏は大声で


「コケコッコーーー!!」と叫びスラミンに襲いかかってきた。


エリックは意表をつかれたので、慌ててスラミンを助けに加勢する。おもいっきし力を込めた盾で鶏を弾き返すと、その勢いで鶏は空高く舞い上がり顔と鋭い嘴を回転させながらエリックへロックオンし猛突進してきた。エリックは盾を構えるもその攻撃が一瞬にして盾を粉砕し、エリックの左肩に目掛けて突進してくる。エリックは致命的なダメージを追うと察知し瞬時に身を反らした。


鶏は建物へ激突し爆煙をあげる。建物は崩れ落ち瓦礫と化していた。


ーーなんなんだよこの破壊力は!!自爆したのか!?


爆煙が薄れてくると鶏のシルエットが見えてきた。2つの赤い光がこちらを睨みつけていた。


雄叫びをあげ、怯まずに嘴で攻撃をしてくる。


まさか、人間だけじゃなく動物たちも襲ってくるのか、、、しかも、尋常じゃない動きしやがる。


エリックは剣を引き抜き、鶏に目掛けて剣を振り下ろす。だが、鶏の動きは俊敏で尽くかわされてしまう。


1撃もダメージを与えられず、鋭い嘴で果敢に攻撃してくる。


ーーまさか下界にこんな強い鶏がいるとは知らなかった、、、


目で追いかけるのが精一杯のなか、鋭い嘴がラスティーに突き刺していく。


スラミンは何か策は無いか考えているが、恐怖心が思考を乱されて隠れているしかできなかった。


ーーこのままでは鶏に勝てない!


鶏に殺された魔王の息子、そんな想いが過ると何だか虚しさがこみ上げてくる。


ーーこのまま戦って殺されるくらいなら魔王の力を開放するしかない。


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