序章
世界は人間と魔物による2つの種族が生き残りをかけて数世紀かけて熾烈な争いが続いていた。
やがて魔物達の中で才能を開花させた一人の者が、圧倒的な強さを身に着けて頭角を現し魔王となって人間達を追い詰めていく。
劣勢に追い込まれた人々は希望を失い、生きる事へ絶望し始める。
人間達は神に祈りながら滅びゆく運命に従うしかなかった。
だが彼らに奇跡は起きた。
エルドア国王によって選ばれし4人の英雄達が強靭な能力で魔物達を駆逐し一気に追い詰めていく。
最終決戦の舞台となったドムトール平原で、4人の英雄達率いるエルドア軍と魔王ゲルルトと無数の魔物達が最後の戦を繰り広げる。
やがて長きに渡る争いにこの日、終止符が打たれた。英雄の一人サイガーが握るエクスカリバーが魔王の首を跳ね飛ばした。
突然の出来事に魔物達は驚き戸惑っている内に、英雄達によって次々となぎ倒されていく。
魔物達は主人を失い人間に対する恐怖から一目散と逃げていく。
生き残った魔物達は深傷を負い途中で力尽きたりしたが、辛くも人間が踏み入ることのできない暗黒雨が降り注ぐ極寒の山脈へと逃げ切った魔物もいた。
4人の英雄達によって世界は争いの無い世界へと変わり、平穏な日々が過ぎていった。
だがそれは長くは続かなかった。4人の英雄達が突如反旗を翻し国王を殺害し、国王に忠誠した者達を一人残らず皆殺し、国民に対して世界を四つの国に分断し支配すると宣言した。
エルドア王国が陥落した情報は瞬く間に広がり、新たな恐怖に人々は慄き絶望に再悩まされる。
だが、四人の英雄達は突如姿を消し、いつまで経っても世界が分断される気配が無いなか、ある地域で奇妙な出来事が起きていた。
得体の知れない生き物達が群がって、村を襲い壊滅したと、、、
こうしてこの世界は予測不可能な未来へ変わろうとしていた。