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48話　エピローグ

「ルイ様、現時点をもって今作戦は終了いたしました」

　僕は拠点の会議室にてスッチーから最終報告を受け取っていた。

　色々あった今回の世界救済ではあったが、とりあえず無事終えられたことに安心する。

「ご苦労様。じゃあ今回起こったことを資料にまとめて書庫に保管しておいて」

「はい、承知いたしました」

　記録は大事だ。

　観測したものを形にして残すこと、知の収集はそれだけで武器になる。

　だから僕はその行為を怠らない。

　これでまた僕の書庫に新たなる知識と経験が足されることになるだろう。

「ふぅ」

　満足感を味わいながら、僕は深々と椅子に腰かけた。

　紆余曲折はあったものの、今作戦における僕の仕事はすべて終わったのだ。

　少しくらい呆けていても誰も文句は言うまい。

　今はちょっとだけ疲れているのだ。

　ほんの少し、眠りたい。

　そう思って、目を閉じる。

　どうせまたどこかの世界に滅びが迫る。

　そのときになったら、僕は再び立ち上がらなくてはならない。

　ならばせめて今だけは、この満足感に身を委ねて休むことくらいは許されるはずだろう。

　なにせ僕は働き者なんだから。

　神様だって、そう思うでしょう？

これにて1章完結です。

ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。

少しでも楽しんでいただけたのなら幸いです。

2章は今プロット製作中なので少し時間がかかると思いますが、気長にお待ちいただけたらなと思います。（ごめん、許して）

評価・感想などを投げつけ、作者のモチベーションを上げると、もしかしたら書くスピードが上がるかもしれません。

よろしくお願いします。

それではまた次の機会にお会いしましょう！