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ゲームセット

 ゲームセット。

 ボール大凝縮されたかれの全て、犠牲死の権化。レプリカに過ぎぬが、魂ボールの通過を経私とかれは高い次元架け橋を昇るようであった。魂の融合かいま見て。

 抜け殻だけ道端に転がった。


 観客のいないプロ野球。


 文明の花形その現役時代。

 私はダイレクトな事実の片鱗や残り香の錯綜より、かれなりに編纂された物語に真実味を見出だしスタジアム通いを選ばなかった。


 歓声。


 ……草野球の再興?


 観客がいる、かつてのプロ野球とは異質。

 魂宿さんと決めたとき、草野球が行われていたであろうこの焼け野原に場所を決めていた。


 誰だ……近づいた矢先。


 カキーン。

 白いボールぐんぐん空高く舞い上がり吸い込まれて。


 翔んでいる……


 私は、空を……

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