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草野球

 草野球。もちろん観客などいない、ばかりか審判すらセルフでやっている。

 それゆえであるか、選手どうし、チームどうしの純粋なせめぎ合いがあった。

 かつて宇宙の深淵に消滅したプロ野球というものがあったが、それがまるで現実へと憑依してしまったようにさえ思われる。

 シンプルな、競技と勝負、のみに特化された、一切の不純な動機のない衝動と愉楽……

 カーン。乾いた木製バットが鳴り響いた。

青空、天高く舞う白い打球。だが困ったことに、何より驚愕なことに、白い飛球はぐんぐんと高度を増していき何かに引きこまれるように、むしろ過ぎ去るように突き進むように……事象の平面へと垂直に時空を光より速く通過して行って!


 宇宙を、超えた……

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