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図書館へ

初診はあっけなく終わった。

なんだかよく分からない話を聞いたことしか覚えていない。

変わることは何もなかったし変わらないものは決して変わらなかったから、私は本当に病気なのだろうかと実感がわかないその感覚だけは残っていた。


翌日は図書館へ行った。うつ病について知ろうと思ったからだ。小雨の降るなか、カバンと傘だけを持ってハッキリしない空のした私はそこそこな広さの市営図書館で暫く本を読みあさった。


探してみると案外あるもので、うつ病に関する本はすぐに見つかった。開くと、よくある質問がのっていたり、この薬はベンゾジアミン系だとかなんとか小難しいことがびっしりと書かれていた。


私はその中から何冊かを借りて自宅に戻った。


しかし、その日はそれだけでは終わらなかった。瓶から抜け出した私を再び瓶に入れるため、番人がプライベート空間への侵攻を始めたのだった。

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