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病院

いったい全体わたしは何を思ったのだろう。鳥が急に泳ごうとしたり、逆に魚が飛ぼうとするように私は1つ決心した。"精神科へ行こう"。


一年以上たった今でも私にはわからない。自分の思考であるにも関わらず、そこまで思考回路が飛躍したことに私自身も驚いていたことをよく覚えている。勿論、今でも思い返す度に不思議に感じる。


そうして私は初めての精神科というものに行くことになったのだ。


その日は、午前中にもう一度寝ようとしてベッドに入り、寝起き直後に病院に行ったことを覚えている。頭は全く回っていなかった。自分が何を辛いのかさえ分からずじまいで、終いには、「私はこんなところに来るべきだったのだろうか」と自分自身に問いただしていた。


院内はいたって普通、と言いたいところだったがやはり今までの病院とは変わっていた。まず聞いたこともない薬の説明書きがあった。そして診察室に入ると、普段見慣れない単語の羅列してある本が棚にキレイに収まっていた。ああ、私は――

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