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小林晴幸のネタ放流場  作者: 小林晴幸
活動報告より
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活動報告より(2015・4・12)

↓こちらも過去の活動報告よりサルベージしたものです。

内容は「ここは人類最前線」関連の番外編的位置づけでしょうか?

2014年の夏ごろ、結構な熱を出して寝込んでいた時に思い立って書いたもの。

体調不良だったためか、色々と中途半端なものになっています。





  昔々、それは平安の頃。

 絶大なる力を持って人々を苦しめていた鬼に真っ向から立ち向かう、勇ある者がいた。

 その者は後に「勇敢なる被害者」………勇者(ゆうじゃ)と呼ばれた。

 これはそんな若者の、苦労と苦労と苦労と挫折と苦労の物語…



     【鬼退治今昔】



「むかーし、むかし…」

  ナレーション:めぇちゃん(メディレーナ)


「あるところにいつでも二人一緒なら幸せ(はぁと)な老夫婦がおりました」


「おじいさんです」

「おばあさんですのー!」

  おじいさん:リリフ

  おばあさん:せっちゃん


「二人は大変仲睦まじく、いつも協力し合って生活していました。

今日もまた、お爺さんは山へ芝刈りに…」


「主様、私が主様の夫となったからには、主様に苦労は一切させません。きっと私が今日の夕飯に美味なる熊を捕ってきます。どうか川遊びでもしながら待っていて下さい」

「リリフ、よろしいんですの?」

「はい。主様は働かなくてもいいんです。私が養います!」

「いってらっしゃいですの、リリ」

「はい、行って参ります…!」


「………ではなく、お爺さんは熊狩りに向かいました。行先は近所で名の知れた豪腕の熊が棲むとされる足柄山です」


  !!ENCOUNT!!

    金太郎があらわれた!

    熊五郎があらわれた!


    おじいさんは斧を構えた!


「なんだおい、いきなり…!?」

「がるぅ!?」

「良いからその背中に庇った熊を此方に寄越しなさい」

「誰がお前に俺の子分を…熊五郎を渡すか!」

  坂田金時(きんたろう):ロロイ

  熊五郎:カリカ


「これも主様の美味しい食卓のため………覚悟!」

  おじいさん改め源頼光:リリフ


「一方その頃、お婆さんは川で鮎釣りに精を出しておりました」


「るんるん♪ おいしいおいしーいおっさかっなさぁん♪」

  おばあさん改め藤原道長:せっちゃん


「お婆さんが川を凄まじい勢いで蹂躙していると、どこからともなくどんぶらっこどんぶらこっこという音が聞こえてきました」


「この音はなんですのー?」



 

   ~(中略)~



「結局、桃太郎は父母との認識の違いを改めることは不可能と努力を諦めることに…

こうして、否応なしに仕方なく、桃太郎は旅立つことになったのです。


 ですが、いくらも行かない内に、桃太郎の前に立ちふさがる影が!」


  !!ENCOUNT!!

    犬があらわれた!

    ついでに猿があらわれた!

    そしたら何故か雉もあらわれた!


    桃太郎は、様子をうかがっている!


「桃太郎さん、桃太郎さん!」

  犬:騎士A(アスター)

「お腰につけた黍団子を!」

  猿:騎士B(ベルガ)

「一人一つ、僕らに下さいな」

  雉:騎士C(サイ)


「………済まない、いま黍団子の持合せはないんだ」

「いきなり物語の破綻!」

「ズワイガニとタラバガニならあるんだが…」

「何故に!?」

「聞かないでくれ。海よりも深い事情があるんだ」

「僕はズワイガニもタラバガニも好きだから、蟹爪ひとつで手をうっても良いけど?」


「こうして、桃太郎には頼もしい旅の下僕(おとも)が出来ました。

頼もしい彼らがいれば、鬼だってへっちゃらです」


 下僕A(犬)が仲間になった!

 下僕B(猿)が仲間になった! 

 下僕C(雉)が仲間になった!



   ~(省略)~



 やがて鬼が島で彼らが見たものは…


「なんだか退屈だねー…なんか面白いことないかなぁ?」

  酒呑童子あらため温羅:リアンカ

「あ? なんだったらその辺の国に喧嘩でも吹っかけてくっか」

  茨木童子あらため只の鬼:まぁちゃん


「なんということでしょう、鬼の一味を率いる首領はなんと、かつておじいさんとおばあさんが大江山で一大騒動『平安大運動会』を開催して平安の都を混沌のどん底に叩き込んだ、あの悪名高き酒呑童子とその一党だったのです!!

 かつての悪夢を思い出し、物陰に隠れていた桃太郎は全身に震えが走りました」


「り、リアンカとまぁ殿が、O・NI…!!」

  桃太郎は顔面を蒼く染めている!

「やばい、全然勝てそうな気がしねぇ!」

  下僕Aはぶるぶる震えている!

「………っ」

  下僕Bは涙目だ!


「不甲斐ないですね」

  そんな中、下僕Cが前に進み出て……


「僕が、彼らに対する正しい立ち向かい方ってヤツを見せてあげます」

  下僕Cは、懐に手を差し込んだ。


  下僕Cの攻撃!


「お代官様、山吹色の菓子でございます」

「え、あれ? わあ、気が利くね! どこから進入したのか知らないけれど!」


「………って、賄賂かよ!!」


  下僕Cは敵側に寝返った!




   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



 ……と、ここで途切れておりました。

 私、本当にこの後一体どうするつもりだったんだろ?

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