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小林晴幸のネタ放流場  作者: 小林晴幸
活動報告より
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活動報告より(2015・3・8)

こちらも活動報告に以前のっけたものになります。


『仮題:父上様は東奔西走!』





 父上様を悩ませるのは、いつだって可愛い子供達。

 長女ティーナ(12歳)、次女リセア(10歳)、長男シャルロ(7歳)の三人。

 反抗期なのか、母親の居ない寂しさか。

 今日も今日とて、子供達は父上様を振り回す。


 父上様は毎日、とっても忙しい。

 政務の合間に子供の相手。

 執務の合間に子供の説教。

 父上様を愛する子供達は、遊んでほしくて今日も狡猾だ。


 長女が魔神を召喚したと聞けば、血相を変えて駆けつけて、長女を捕獲。

 魔神とはとことん腰を据えて話し合った末、丁重に帰って頂き、長女の魔導書を取り上げる。


 次女が城壁にシュールレアリスム全開な壁画を創作すれば、次女を走って追いかけ、捕獲。

 修繕費の名目で予算を回し、仕事のない者を雇用した上で、次女から絵筆を取り上げる。


 長男がどこぞから野犬の群れを拾ってきたと聞けば、城内総出で野犬の群れを捕獲。

 犬番に野犬の扱いを任せた後、膝を突き合わせて長男を懇々と教え諭す。


 だけど父上様は厳しいばかりではない。むしろ子供に甘い父親で。

 ひとしきりお説教とお仕置きが終わった後には、子供達を膝に集めて抱きしめるのが日常で。

 子供達は父上様が自分達を愛していると知っているから。

 子供達は母上様はおらずとも、父上様を尊敬し、一心に慕っている。

 どたばたしつつも、父上様と子供達は愛情溢れる幸福な毎日を送っていた。


 年々、子供達の巻き起こす騒動は、確実に大きくなっていっていたけれど。


 そんな状況を見かねた家臣達が、余計な提案を繰り出した。


「殿下方は、きっとお寂しいのです。ここは新しいお后様を娶り、御子様方に新しい母上様を作って差し上げてはいかがでしょう」

「…え?」


 寝耳に水、晴天に霹靂。

 全く考えてもみなかった、自分の再婚話の浮上に、父上様は硬直してしまうのだった。



 波乱の幕開け、嵐の予感。

 子供達が反発を示しそうな議題が大仰に奏上される中、父上様は酷い頭痛を感じていた。




   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・



 …この続きが、放置されているわけですが。

 なんだか書き出したら長くなりそうなんで怖い!っていうのもあります。


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