表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
棒 is BOY  作者: 空野 マイト
3/23

美少女。それはエネルギー

30分くらいだろうか。ベンチの上でほうけていた。


「こんなところでうだうだしてても仕方がないな。よし、まずは声をかけよう。」


しかし、もうそこには美少女はいなかった。

それもそうだろう。そんなに長い時間山のふもとでぶらつくやつなんてなかなかいない。


「ああああああ!しまったぁぁぁぁぁぁ」


いつものことだが、ぼくはこういうことがよくある。

目の前にいる女性が魅力的すぎて座ったまま動けないなんてことがしょっちゅうだ。

それで電車から降りられずに、目的地より2つ後の駅で降りたりなんてことも。


しかし、30分なんて長い時間を費やしたことなどは一度もなかった。


「恋、かなぁ。」


そう思った。女の子を性的に見ることはよくあったけど今回のは少し違った。


性的+可愛いものを愛でる気持ち。


こんなのは初めてだ。


「山に来たならば頂上目指さない人なんていない。もしかしたら頂上を目指せばまた巡り会えるかも?」


あの子を思う気持ち。それは俺の身体にエンジンをかけた。


あの子を思う気持ち。それは俺の身体のエンジンのガソリンとなった。


「うおおおおおおおおお!待っててねぇ!すぐに迎えに行くからねぇぇぇぇぇ!」


ぼくは全速力で山の頂上を目指し走った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ