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はじめに
ときは十五世紀後半、中世が終わり大航海時代が始まろうとしている頃のこと。
辺境と言われるグランデール王国に、二人の王子が産まれた。
その名を、ランディスとウリオンという…。
さて本作の主人公は弟のウリオンですが、
彼のキャラクターを描くにあたっては
日本人のモデルを参考にしました。
それは歴史上の人物で、
源 実朝と足利 義教という二人の将軍です。
彼らの生涯や逸話をもとにイメージを膨らませましたが、
インスピレーションを受けた部分だけを都合よく取り入れるという、じつに勝手なモデルの使い方をしております。
二人のファンのかたがた、どうか許してください。
作中には、洗礼名や偽名といった複数の名前を持つ人物が何人も登場してきます。
できるだけ簡略化しましたが、ややこしくなってスミマセン。
ウリオンも複数名があり、グレゴリウスという僧侶としての名前を持っています。
覚えておいてくださればウリオンも喜びます。…たぶん。