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第2話：出会い
「おい…ここ俺の場所なんだけど」
「は？そんなん関係無くね？」私は廃墟になった中学校のベランダにいた。――――――…これが私達の出会いだった…
「は？俺の言う事聞けねぇの？」
「私、お前と友達じゃないし言う事聞かないよ？」
「上等じゃん？お前名前何？」
「西田彩だけど？てかナンパ？」
「は？ちげーし！俺、高田宏鷹。友達になろーぜ？」
「いいよ！メアド教えて〜？」
ワラ》
「お前こそナンパ？ワラ》」
私達はメアドを交換して、たわいもない話で盛り上がり、それからしばらくして、――――――
また明日この場所で会う事になった。
次の日、私は何故か昨日の事を思い出すとドキドキしていた。――――――
…私、何ドキドキしてんだろ。
「プルルル…プルルル」
――
「はい。もしもし」
「あっ！俺、俺！」
「俺おれ詐欺ならお断り！」
「違うし！俺だよ。宏鷹だけど…今日来れる？」
「うん。今から行こうかなぁ〜って思ってたとこ！」
「じゃあ今から来て！」
「うん。bye×2♪」――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――この時からもいう私はあなたに恋してたのかもしれないね？…宏鷹。―――あのベランダに着くと、宏鷹がいた。
「宏……鷹…？」
「おぅ！彩ぁ！おせぇよ。」
「てかさぁ今からどっか行かねぇ？」
「どっかって何処？」
「ゲーセンとかゲーセンとかゲーセン！！」
「結局ゲーセン行きたいんじゃん？」
「じゃあ行こう！…つか足あんの？お前」
「あっ！…歩いて来たから足ない。」
「はぁ…仕方ねぇ！俺が乗せるしかねぇな」
「まじで！サンキュー！乗せてくれんの？」
「しっかり掴まっとけよ！」
…――――――――
しばらくして無事ゲーセンに着いた。……
