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溜め込んでしまうなら
いやはや、皮下水、肥満児、王の耳は驢馬の耳
自分の本音を口に出さず、蓄えて、それで大人になれるというのなら素晴らしいものだ。
ただのそれは阿呆だろうに、どこかで思いを言葉にせにゃあ、そんなものはただの人以下だろうて。
せっかくヒトとして生まれたのだから、適度に蓄え、適度に落としてやらなきゃ腐るだろう。
言葉の賞味期限を切らして腐ったもをの吐き出されたらたまったもんじゃねあるまいて。
そんな腐臭を撒き散らすぐらいなら、もっと早う落としてしまえばよかったであろうに。
童話の王の耳がロバの話に習うものはなかったのか。
腹に蓄えさせた理髪師の本音は腐り、周囲を腐らせ、人々に何かを教えてしまい、そして王の耳にまでその臭気を漂わせた。
そう考えることもできるだろうに。
ヒト族ヒト科素晴らしきかな、本音語ヌ建前と皮下水肥満児の社会兵士に万歳幸アレ。
ゲロッちまえば楽になるっていうのにねぇ