調査報告書:特定非営利活動法人■■「事象アーカイブ」記録
事案番号: CASE-2022-0611-X
分類: 認識汚染型デジタル・ミーム / 変幻型発生ミーム
作成日: 2026年02月25日
1. 概説
本報告書は、現在ネットワーク上で拡散されている「異常なレシピ群」の全容を確認し、その危険性を定義したものである。これらのレシピは一見、まとめサイト形式の体裁を保っているが、材料や工程の一部が意図的に既存の認識体系から外されており、認識阻害(■のように見える)による情報の欠損が目立つ。
特筆すべきは、誰がこれらの情報を整理し、サイトを構築したのかが一切不明という点である。サイトの管理者は「場宇曾井」を名乗っているが、戸籍情報や海外の出生データベースにそのような人物について記述はなく、特定に至っていない。
2. 歴史的背景と増殖の推移
本事象の最初の目撃例は、1930年代に一部の好事家の間で出回った『■■■■』(■■■■出版より発行)という私家版の古書にまで遡る。当時は物理的な「本」という形態でしか存在しなかったが、近年では、料理投稿サイトを装った形式さらにはYouTubeやSNSといった動画媒体で頻繁に目撃されるようになった。
当初このミームはレシピという形態ではなく、子供の遊び方をまとめた書籍という形で発見されたが占い本や参考書、■■■■などに形を変えていっていることから、当該事象は広く認識してもらおうと流布されやすい形式に変化していっていると考えられる。
約■■年前の調査開始時点では、確認されていたレシピは「さるくび」や「特性オムライス」を含む4つのみであったが、現在ではその数は7つに増加している。
3. 参考資料:関連事案ファイル(抜粋)
【事案 2021-03-A:山梨県内におけるマンションの一部欠損事件】
2024年3月■日、とある家庭料理ブロガーの女性が「特性オムライス」の調理動画を配信中に失踪した。配信アーカイブ(削除済み)によれば、彼女が卵(ਭ個)をボウルに割り入れる際、画面に映る卵が認識できないという事象が発生し、その配信を見ていたものに吐き気や頭痛を誘発させる事件が起きた。
当該事象が発生し2時間ほど経過した後、彼女は「理解した。」と微笑んだ直後、ノイズと共に映像が途絶。通報を受け、警察が踏み込んだ際キッチンには卵が満たされたボウルのみが残されていた。またこの件と関連しているかはまだ調査中であるが、彼女が住んでいたマンションの9階部分は空間ごと欠落しており、9階に行こうとすると10階に行きつくという現象が発生。このマンションの9階に住んでいた住人は未だ行方不明である。
【事案 2025-01-B:都内■■■施設における不法占拠事案】
2025年1月■■日に発生した立てこもり事件。この事件の犯人である■■■■は、周囲を強く警戒して計2日間にわたり施設のレクリエーションルームに立てこもり、施錠した上でバリケードを設置していた。関係者によると、男は当初は平穏な様子であったが、持参した飲み物を口にした後に急激に態度が豹変したという。
男を説得するために実父が駆けつけた際、男は一時的に安堵した様子を見せた。しかし、その後に実母が現れると、彼女の姿を確認した直後にひどく動揺した様子を見せた。
男は最終的に、付近にあった棒状の■■で自身の頭部を突き刺し、その場で死亡が確認された。これにより、事件は収束した。
【事案 2025-11-D-2:■■■との接触が確認された人物への事情聴取ボイスデータ②】
「では伊藤さん(個人の特定防止のため名前は仮名)、お話を伺ってもよろしいですか?」
「…はい。」
「ありがとうございます。ではまず、あなたはこのレシピをどうやって見つけましたか?」
「私の趣味はお菓子作りなんです。あの日もいつものように次つくるお菓子をパソコンで探していたらあのサイトにたどり着いたんです。」
「なるほど。ありがとうございます。サイトの第一印象はどうでしたか?」
「……普通でした。少し古い個人ブログのような体裁で、mokyu!!さんという方が楽しそうにレシピを紹介していて。でも、あのプリンのレシピを見た時にこれは絶対に作らないといけないと思ったんです。」
「実際に作ってみて、味はどうでしたか?」
「……(長い沈黙)。おいしすぎました。一口食べた瞬間、喉の奥が焼けるように熱くなって、全身の力が抜けました。今まで食べてきたものが、すべて灰の詰め物のように思えるくらいです。誇張じゃないですよ、ほんとに。ただ、おいしければおいしいほど、ルールが重くのしかかってくるんです。『生涯で4回まで』というルールが。なんでかわからないんですけどこのルールは破っちゃいけないと直感でわかって、でも食べたくて…。」
「あなたは、その回数を守れたのですか?」
「私はまだ5回目にはいってませんよ。ギリギリですけどまだ守れています。」
「それぞれの回数ごとにどんな症状が現れたか教えていただけますか?」
「1回食べたら、次の日の朝にはまた食べたいと考えているんです。2回目を食べた後は、水さえ不味く感じました。他の食べ物はもう何を食べても何も思わなくなりました。3回目を食べた夜、初めて『あの子』……■■■が部屋に来ました。天井から私を見下ろして……。あの子、ずっと叫んでいるんです。お腹が空いたって。」
「それが、レビューにあった■■■ですね。」
「そうです。」
「……。現在、あなたの味覚や体調に変化はありますか?」
「味覚? もうそんなものありませんよ。今は、何を口にしてもあの味しかしません。自分の唾液さえ、甘くて、変に粘ついて……。それに、最近は鏡を見るのが怖いんです。あの子と目が合うから。あのレシピを知ってから私はもう普通になれなくなってしまったんです。でも仕方ないと思っています。あの味を知ってしまったのだから。」
「お話ししていただきありがとうございました。最後になるのですが、現在■■■がどのような行動をしているか教えていただけますか?」
「最初からずっとあなたのことをにらんでいますよ。あなたの顔の真横で。」
ここでボイスデータは終了
4. 最終見解
なぜこれらの情報が「レシピ」という形で顕現するのか。その目的は未だ解明されていない。
我々は公的機関や■■■■■■■■と連携を取り、このレシピ集が普及するのを可能な限り防ぐことが最善策であると結論付けた。
このサイトには何らかの精神干渉をしてくる可能性があるのでこの事案にかかわる際は必ず2人以上で当たることを義務付ける。
■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■「■■■■■■■■」、■■■■■■■■。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。
※補足(要確認されたし) ーーー注意ーーー
この「レシピ集」に関する現象は電波を介さない文章においても汚染されることが確認されました。
また、当該報告書やレシピサイトを閲覧した、■■■■■、■■■■、■■■■の脱人間化・死亡が確認されました。
このレシピサイトのレシピを再現しようとしなくてもただ認識・閲覧するだけで影響があることが示唆されています。
そのためこの報告書は即時廃棄処分してください。閲覧したメンバーに関しては「死亡可能性:高の場合の対処マニュアル」を参照してください。
我々はこの件については調査・研究の中止をすることを決定しました。
変更→
続行。
★★★★★「辭斐¢縺ヲ豸域サ?」場宇曾井 2026/02/25
見てくださってありがとうございました。




