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『理髪店での定期演奏会』




駅のホームにあるその理髪店は帰りのサラリーマン達で賑わっていた




藤岡「お待ちしておりました。いつものように?」




ポッター「ええ」




男性はいつもの親しみに満ちた声で迎えてくれた。40後半といったところだろうか、名前も知らないこのおじさんはいつも私の相手をしてくれる


指名などできない千円カットの店だがなぜかこのおじさんに当たるのだ


私はおじさんが藤岡弘に似てるので心の中で敬意を評し『藤岡』と呼んでいる




藤岡「では、いつものように耳は…」




ポッター「少し出す」




藤岡「はい、少し出して、後ろはバリカンを使わ…」



ポッター「ない」



藤岡「ない!っと、で髪はす…す…」



ポッター「すかない。藤岡「すかない。」」



藤岡「あと前髪は少し…」



ポッター&藤岡『も切らない!』



藤岡「眼鏡はここに置いて下さいね」






チョキチョキチョキ


いつもの心地良いハサミの音が私を和ませる。信頼関係。それがあってはじめて奏でることができるのだ。私はしばしハサミのオーケストラに酔いしれた




チョキチョキ、チョ♪




チョキチョキ、チョ♪




チョ♪チョ♪













ポッター「Σ(゜ロ゜;)前髪切ってる-!!」



藤岡「あ、あれ!?」

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