『麒麟』
しぃ。「すみませ〜ん!生中追加お願いしま〜す!」
しぃ。「あ!それと後で1人来るので枝豆と餃子一皿追加で〜!!」
……ふぅ
こんにちは(・_・;)
今日は青年会の飲み会です
この年齢になると
町内の役が回ってきます
それは仕方ないのですが…
どこに行っても
僕が最年少なので
お酒をつぐのが大変なんですよ(>_<)
一番仕事できるのは誰ですか?!
って言いたいですよね…
ブツブツ…
さて…(´・ω・`)
ビール瓶 持って回ってきますね…
はぁ…
……
しぃ。「どうも〜!S藤さんお疲れ様です〜!」
S藤「お!しぃ。さんも呑める口だね〜!!」
しぃ。「イヤイヤ〜!僕 キリンビール好きなんですよ!サッポロよりキレと言うかシャープな感じがしまして〜!」
S藤「確かに!サッポロは後味が独特だよね〜!」
しぃ。「…そうだ!S藤さん知ってます?キリンラガービールのロゴのたてがみにキリンの文字が隠れてるんですよ!」
S藤「え?そうなの?知らないな〜 しぃ。さん物知りだね〜」
しぃ。「たまたまですよ〜 ハハハ…」
……
しぃ。「いや〜!Y田さんお酒進んでないですよ〜!」
Y田「おぉ!しぃ。さんど〜も〜!」
しぃ。「では こちらの爽健美茶 注ぎますね〜」
Y田「ありがと〜!最近 血圧高いからひかえてるんだよ〜!」
しぃ。「血圧ですか〜?…あ!Y田さん〜 一番血圧が高い動物って何だと思います??」
Y田「血圧が高い動物??ん〜…象かな?」
しぃ。「残念〜!実はキリンなんですよ〜!心臓から頭まで2メートルありますからね!上は260!下は160ありますよ〜!」
Y田「へぇ〜!しぃ。さん物知りですね〜」
しぃ。「たまたまですよ〜 ハハハ…」
……
しぃ。「A木さ〜ん!どうぞ!お仕事忙しそうですね〜!」
A木「分かります〜?も〜寝不足でね〜!」
しぃ。「目の下のくまを見れば分かりますよ〜!」
A木「だよね〜 お恥ずかしい!今は4時間くらいしか寝れてなくてね〜」
しぃ。「4時間ですか!大変ですね〜… そうだA木さん!キリンって一日にどのくらい寝ると思います?」
A木「キリン??ん〜…まさかの4時間とか?」
しぃ。「それがですね!なんと一日に10分〜20分ですよ!その中で熟睡してるのは1分〜2分!しかも立ったまま寝ますからね〜!」
A木「えぇ!凄いね!!俺は4時間も寝てて文句言えないな〜!しぃ。さんは物知りですね〜」
しぃ。「たまたまですよ〜 ハハハ…」
……
S浦「いや〜!!遅くなりました〜!!」
しぃ。「あ!S浦さんお疲れ様です〜!こちらに枝豆と餃子来てます〜!とりあえずビールどうぞ〜!!」
S浦「これはこれは しぃ。さん!お気配りどうも〜!!も〜家内が犬の散歩連れてけってうるさくてね〜!犬より吠えてましたよ〜!」
しぃ。「ハハハ〜!ワンちゃん可愛いですからね〜!そ〜だ!S浦さん!法律上でペットにできる一番大きい哺乳類って知ってます?」
S浦「ペットだろ〜?飼ってもいいのなら…牛とかかな?」
しぃ。「おしい〜!!正解はキリンです!!ちなみにキリンは『モ〜…』って鳴きますからね!おしかったですね〜!」
S浦「そうなの?へぇ〜!しぃ。は物知りですね〜」
しぃ。「たまたまですよ〜 ハハハ…」
……
しぃ。「お疲れ様です〜!K谷さん呑んでますね〜!」
K谷「お!!しぃ。さんもやるね〜!!」
しぃ。「たしか お孫さんが産まれたんですよね?」
K谷「そ〜なんだよ〜!可愛くて甘やかしちゃってな〜!」
しぃ。「あら〜可愛い子には旅をさせろですよ〜!」
K谷「だよな〜!今の時代は危険が少ないからな〜」
しぃ。「そうですよ〜!たとえばキリンなんて立って出産するんで まず2メートル落ちる所から人生スタートなんですよ〜!」
K谷「落ちる所から??そりゃ危険だな〜!!しぃ。さん物知りだね〜」
しぃ。「たまたまですよ〜 ハハハ…」
……
……
しぃ。「…ただいま(*´・д・)」
妻「おかえり〜!楽しかった?」
しぃ。「楽しい訳ないでしょ… 気晴らしに全員にバレないようにキリンの話してきたよ…」
妻「…キリン?それはお疲れ様…」
しぃ。「ホント…キリンみたいに角に毒でもあればね〜そしたら こ〜ゆ〜感じで… …あ…」
妻「…あ… 気づいた?」
しぃ。「居酒屋に帽子忘れてきたよ!(゜д゜)!」
妻「いってらっしゃい…首を長〜くして待ってるね」