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光の世界  作者: 藤森優斗
12/12

光の世界

昨日まで可愛い笑顔を見せていた女子高生

翌日、海辺で骨と化して見つかった


我が子が殺された事を知ったお母さん

同日、死刑囚と同じ死に方で亡くなった


僕達が頼る神様は視力が悪いらしい

屋上から舞う少女の姿が見えないのか


『生きている』という事が血を流す度分かる

滲んで見えない景色、それが光の世界


『平和』から逃げて『戦争』を繰り広げる僕等

先日、『世界』はバラバラ遺体で見つかった


僕達が頼る神様はもう死んだらしい

愛情の地雷が敷き詰められた世界だから


『生きている』という事が生命を食べて分かる

手首に包帯巻いた少女、それが光の世界


いつも僕等を騙す『希望』が此処にあるのだから

いつか僕等を励ます『絶望』が底にあるのだろう


いつか終わる『命』を抱える僕等が今

その事実を認めて生命を肯定するラブソング


『平和』という言葉の意味を知らないから

『戦争』という生活の日々を繰り返してる

『生きている』という事実と共に繋がる

『死』を認めて生きる、足掻く姿、それが光の世界


汚れながらも美しい僕等の姿

終わりそうなくらい素晴らしい光の世界






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