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アタシ達の初出張 その4

 迷宮に入ってかれこれ三時間、一度軽食の休憩を取り、それを終えると、二人はまた進んでいく。


「僕たちの遭遇するスライムの出現頻度が高くなっていますね。分裂を素早く繰り返すスライムの親分(ボス)がレバーを占拠していると仮定すると、こっちの方向に進むので正しそうです。」リューが言う。


「ねえ、少し寄り道もしていきましょうよ。あちこちにいるスライム掃討と、迷宮の内部の状況の把握も任務のうちでしょ。」


「いいですよ。今日中に全部は捌ききれずに引き継ぎにはなると思いますが。」


 二人は迷宮のあちこちを進んだりして、いよいよレバーのある制御室に着いた。スライムの数も相当だが、二、三分ごとに出てくるクイズシステムがかなりうざい。ミレーヌが数学の問題、リューが歴史の問題を答えてここまで何とか来れた。


「ここが制御室。。。うわ、めちゃ大きいのがいるわよ!」ミレーヌが言う。


 レバーにまとわりつく縦長の巨大スライム。このレバーが我が物だと主張したいかのようなスライムのボスだ。


「イケるの?リュー。」ミレーヌが尋ねる。


「問題ないです。」リューは即答する。


「集え数多の光明よ、そして一つの敵を貫け!」

集った光は一つとなり、一つとなった光線が上から下へとスライムの親分(ボス)を焼いていく。


「ヒュー。やったわね、リュー!」ミレーヌは口笛を吹いた。


「やりました。下がったレバーを上に上げるんでしたね。」とリュー。


「よっ、こらしょっとっ。」


 ミレーヌが力を込めてレバーを上げた。


「さあ行きましょう。リュー様!」とミレーヌ。


「!?」初めて様づけされたリューは驚いた。


「何よ今日はあなたが主役じゃない。」


「待ってください、ミレーヌ様。引き継ぎの部隊が到着するまで、別のスライムがこのレバーのある部屋に入ってこれないように結界を張っておく必要があります。少しお時間いただきますね。」リューが言った。



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