アタシ達の初出張 その3
「クイズに間違えるとどうなるんですか?」とリューが質問した。
「初回の間違えでは1分だけ前に進めなくなります。次の間違えではその2倍、2分だけ前に進めなくなります。その次はさらにその2倍という感じです。」とメロディー。
「どんどんペナルティが大きくなるのね。。。」とミレーヌ
ミレーヌとリューはメロディーのオフィスを後にした。夕食を近くの食堂でとり、コテージに戻ってきた。
「じゃあまた明日、ミレーヌ様。」
「また明日ね、リュー。」
二人とも明日の任務に向けて少し緊張しながら、それぞれのコテージに入って行った。
翌朝、、、
朝食を済ませ、二人は採掘場へと入って行った。確かにT字路があり右へと曲がる。さらに200メートルほど進むと広間に抜けた。広間といっても少し小さくそこから先へは道が3つに分かれていた。
「ここからが迷宮ね。迷宮と言ってもヒントは全くないわけでは無いわ。メロディーさんの地図によると今まで進んできた方向と同じ方向にレバーがあったわ。壁の配置が変わったとしても進むべき方向は同じかもしれないわ。」
「グッドポイントです、ミレーヌ様。では直進するように進でみましょう。」
そのまま進んでいくと道はT字路になっていて右か左を選ばなくてはいけなくなった。右を選んでしばらく行くと、
【ではここで問題です。】クイズシステムが二人に語りかける。
急に進行方向に鉄格子が生成され、問題が出された。
「10!の値を10進法で答えなさい。」
「3628800。」
ミレーヌが即答した。
ジュワっと音を立てると鉄格子が消えた。
「ミレーヌ様、今、暗算で答えを出しましたよね。すごすぎる。」
「あなた、スライムが出てきたらあなたが頼みなんだからアタシに感心してないで集中なさいな。」
刹那、リューが手からエーテルの塊を4つ放つ。鉄格子の後ろから突如として現れた4匹のスライムをそれらは丁寧に一匹ずつ打ち抜く。
このリューのスタイルだが、ガーゴイルハンターは近接戦を好むのに対し、スライムハンターは射撃的な攻撃を好むのに由来している。
「行きましょう。」集中してないわけじゃないんですよ。と言わんばかりにリューが言った。
30分後、、、
「あら 行き止まりね。隠し扉みたいなのは、、、無いようね。」ミレーヌが言う。
「最初に迷宮を入った時の奥の方にレバーがあるなら三つ前の分岐まで戻って最初来た時の左側、つまり戻って行く僕らから見て右側に進んでみると良さそうです。」
「アタシの計算力よりも、あなたの記憶力の方が変態的ね。」ミレーヌは驚きながらも、呆れた口調で言った。




