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魔王のプロポーズ大作戦

作者: 木谷未彩

魔王、デロスは激怒した。

「メ、メール王女が隣国の王子と結婚するだとー!?!?」

「そうみたいですね。美男美女でお似合いです」

そう答えるのは、魔王の側近ロードだ。

「ど、どうしよう……。ずっと好きだったのに」

「好きだったって。

……なにか接点ありましたっけ?」

「い、一度だけ、お話したことが……」

「……いつですか?」

「じゅ、10年前」

「は?きっっっっしょ」

「………………」

「え、嘘でしょ。10年前に一度しか話したことないのに、好きとか言ってるんです?ストーカーですか?」

「違うもん!!見守ってるだけだもん!!」

「ストーカーは、皆そう言うんですよ。

ストーカーなことは置いといたとしても、魔王と人間の王女が、結婚なんてできる訳ないでしょう」

「そ、そんなの分からないだろ!積極的にアプローチすれば、メール王女もいつかは振り向いてくれるかもしれない!」

「積極的にって……。ヘタレゴリラなんだから無理でしょ」

「うっ」


(ちょっと言い過ぎたか?でも全部事実だし、下手におだてたら後で、余計傷つくだけだからな)


「…………決めた。今からプロポーズしてくる!」

デロスの表情は決意で満ちていた。

「おー。無理だと思いますけど、せいぜい頑張ってください」

「……うん」

(なんでこんな、鬼畜イケメンを雇ってしまったんだろう)

デロスは過去の自分を恨んだ。



「ここが王女様の部屋です。今は留守のようですね」

デロスとロードは、王女の部屋の窓前にいる。

「開けますよ?覚悟はいいですか?」

「ああ。でもどうやって開けるんだ?王女の部屋には窓とはいえ、なんか凄そうな鍵がかかってるんじゃないか」

「俺に開けられない、鍵はありません」

ロードは針金を、手に持ち言った。


ガチャ、ガチャ、ガチャ、ガチャ

「開きましたよ」

「あ、ああ。よくやった」

(こいつを雇った、俺の目に狂いはなかった)

デロスは過去の自分を誇らしく思った。

「報酬は、ボーナス+100万で良いですよ」

(…………やっぱり間違いだったかもしれない)


デロスとロードは、王女の部屋に入った。

「きききききき、緊張してきた」

「今ならまだ間に合います。『きっも。ストーカー野郎が。死に晒せ』と言われる前に帰りましょう」

「メール王女はそんなこと言わない!」

「これくらいで済めば良い方ですよ」


ガチャっという音とともに、王女と王女の側近の男が入ってきた。

「「げっ」」

ロードと王女の側近の男が、同時に声を出した。

「え、君たち知り合い?」

「「いえ。全く」」

「でもすごく息が合って、心なしか顔もそっくり……」

「それ以上、無駄口叩くなら置いていきますよ。魔王様」

「そ、それだけは勘弁してください!」



「本日はどういったご用件で?返答次第では、その首置いていってもらいますよ」

(王女の側近君、怖えー。早くプロポーズしないと!プロポーズってなに言ったらいいんだっけ?

シンプルに『結婚してください』?いやでも、ほぼ面識がない魔王に、いきなりそんなこと言われても怖いだけだよな……。

まずは『付き合ってください』か?結婚決まってる相手に、そんな悠長なこと言ってられないよな……。

ここは男らしく『俺について来い』か?古臭いか?どうしたら……)



「…………なんとか言ったらどうですか?」

(あ、めっちゃ待たせちゃってる。早くなにか言わないと!結婚したいことを伝えられ、好意も示せて、男らしさもある言葉)


「我は魔王、デロス。貴様を攫いにきた。我は貴様が気に入った。大人しく我についてくるのだ」

その場の空気が凍りついた。

(考えすぎて、一番あり得ないことを言った気がする!!

王女と側近君、目が点になってるし、ロードなんて、声出して笑ってるよ。俺一応、君の主よ?)


「……王女様。お下がりください。命に代えてもお守り致します」

「……ついていきます」

「「「え!え!?えーーーーー!?!?!?」」」

その場の男全員、同じ反応をした。

「正気ですか!?」

「正気です」


「……魔王様。いつの間に洗脳魔法なんてかけたんです?」

「かけてないし使えないから!!」

「俺の魔王様への忠誠心も、洗脳魔法によって……」

「魔王の話、聞いてる?それに洗脳魔法かけて、その態度ならその魔法失敗してるよ。第一、そんな魔法使えないから」



「早く行きましょう。魔王様」

「……王女。本当に来てもらえるんですか?」

「……メールとお呼びください」

「え?」

「メールとお呼びください」

「メ、メール……王女……」

「メールとお呼びください」

「メメメメメメメメ」

デロスは壊れたロボットのように、メを連呼した。


「あのー、王女様。申し訳ないんですが、うちのヘタレゴリラは、メール王女とお呼びするのが限界だと思います」

(ヘタレゴリラて!否定できんけど!)

「そうですか。結婚式までには、お呼びくださいね」

「けけけけけけ、結婚式!?」


「こんなヘタレゴリラでいいんですか?なんなら俺とかどうです?顔とか結構良い方だと思いますけど」

「ヘタレゴリラなところも好きです。それに貴方のような軽薄な男性は嫌いです」

「残念です。逆玉に乗れると思ったんですが」


「そんなことより早く行きましょう。魔王様」

「あ、でも。いきなりメール王女がいなくなったら心配されるでしょうし。まずお義父様にご挨拶を」

「そんなことをしても止められるだけです」

「た、確かに……。ならせめて、置き手紙だけでも」

デロスは近くにあった紙とペンで、国王宛のメッセージを書いた。


「早く行きましょう。魔王様」

「あ、はい。では行きましょう」

「ローシャ。あれを」

「……王女様。どうかお考え直しください。魔王などと結婚なんて」

「などとですって?ローシャ。魔王様への不敬は、私への不敬と同じだと思いなさい」

「しかし!」

「ローシャ。何度も同じことを言うのは嫌いよ」

「……かしこまりました。こちらをお飲みください。透明になれます」

ローシャは、メールとデロスに虹色の液体を差し出した。

「そんな都合の良い物が……」

「ファンタジーですから」


「おい!俺の分は!」

ロードがローシャに言った。

「お前の分などある訳!」

「ローシャ。渡してあげて」

「……かしこまりました。王女様」


「そういえば名前まで似てるね」

「「そんなに首とお別れしたいんですか?」」

「滅相もありません!!」

その後もなんだかんだありましたが無事、魔王城に辿り着いた4人でした。



「本当にビルド王子とミューラ王女は素敵よね」

「今はお二人で、ティータイムのようだけど、どんな会話をなさっているのかしら」

「きっと私たちには想像もつかない、優雅な会話を楽しんでいらっしゃるのね」



「僕は女だ!!」

「分かってるよ」

「じゃあなんで、ウェード王国の王女と結婚することになるんだ!!」

「そんなの女装したい俺と男装したいミューラの利害が一致して、入れ替わってるからに決まってるだろ」

「そうだけど!僕、女の子と結婚なんてできないよ……。ビルドがしてよ」

「俺のストライクゾーンは45歳からだ」

「そ、そんな……」

弟の身勝手さと衝撃の性癖に、ミューラは絶句した。

「だ、だからって!女の子と結婚できるわけ!」

「失礼します。至急お二人に、お伝えしたいことがございまして」

執事が入ってきた。


「なんの用だ。今僕たちは、大事な話をして」「ビルド王子の婚約者のメール王女が、魔王に攫われたようです」

「「な、なんだってーーーーーー!?」」

「ウェード王国のバイロ王が話がしたいため、至急ウェード王国に来て欲しいとのことです」


(断りたいところだけど、一人で魔物を100体倒したと言われる、血の気の多いバイロ王の頼みを無下にして、戦争でも起きたら……)

「……分かった。今から向かおう」

「私も行きますわ!弟の婚約者様の一大事とあっては黙ってられません!」

(面白がってるな……)

そうは思うのもののバイロ王が怖いので、ついてきてもらうことにした。



王座に威厳ある姿で座っているのは、ウェード王国、国王。バイロ=ウェード。

獅子の如き体格に、先代魔王と戦った時についたとされる、傷を隠すための黒い眼帯。

そしてなにより、大国の王たるオーラ。


「ビルド王子。ミューラ王女。遠路はるばるご苦労だった」

「お心遣い痛み入ります。メール王女が魔王に攫われたと聞きました。心中お察しいたします」

「うむ。来月にも挙式のはずだったのだが、恐らく延期となるだろう。申し訳ない」

バイロ王が頭を下げた。

「バイロ王。頭をお上げください。結婚のことは、お気になさらず」

「ありがとう」

「いえ。我が国からも、兵をお送りいたしますので、メール王女の救出にお使いください」


(メール王女には悪いがむしろ好都合だ。延期してる間に、婚約破棄になる方法を考えないと)


「……ビルド王子よ。一生のお願いがある」

(嫌な予感がする……。一生のお願いなんて、大抵ろくな物じゃないんだ)


「わしと一緒に魔王城へ、メールを救出しに行ってくれ」

「ええ!?」

「頼む。ビルド王子の剣の腕は、騎士長クラスだと聞いている」

「私が行くより、兵に任せた方が安心です」

「いやでも。王子が行ったらなんとなく、助かりそうじゃん?」

(なんとなくってなんだよ……)

「そう言われましても、私にも自国の公務が……」

「お願いしますーーーー!!」

大の大人が号泣しながら、土下座した。

(まじかよ……)


「お、落ち着いてください!バイロ王」

「お願いします!!お願いします!!お願いしますーーーーー!!!!

目に入れても痛くない程、可愛い娘なんです!!実際に入れたら、失明したんですけどね」

「え!?まさかその眼帯は!?」

「若気の至りですな」

バイロ王は笑いながら言った。

(そういう問題じゃない気がする……。でも王に土下座までさせて断るのは……。

いや!いくらなんでも、魔王城に行くのはおかしいだろ!)

「しかし……」

断る口実を探していると。


「ビルド!バイロ王が土下座までして、頼んでいるのですよ!

それに未来のお嫁さんの危機です!私も行きますから、勇気を出してください!」

(お前!!面白がりやがって!!)


「お願いします!!お願いします!!お願いします!!」

「ビルド!!ビルド!!ビルド!!ビルド!!

「…………あー、もう!!分かりましたよ。行けばいいんでしょ!行けば!!」

「「よっしゃーー!!」」

(ハイタッチなんてしやがって!!)


「よし!そうと決まれば、今すぐ行こう!!」


バイロ、ビルド、ミューラの3人は魔王城に向け、出発した。




一方その頃、魔王城。


「「げっ」」

ロードとローシャが、廊下で鉢合わせしていた。

「あー、最悪。気分悪い」

「こっちのセリフだ。唐変木」


「なんでお前まで来るんだよ。王女様だけでいいだろ」

「こんな魔物の巣窟に、王女様を一人にできる訳がないだろう!」

「過保護ですこと」

ロードが鼻で笑いながら、言った。

「馬鹿にしてるのか!」

「してませんよー。じゃあ俺、誰かさんと違って忙しいんでー」


そう言って、ロードは去っていった。

「あいつは昔から」

「あ、ローシャさん。今日も夕食の配膳、手伝ってもらってもいいですか?」

メイドが声をかけた。

「はい」

ローシャは意外と、魔王城に馴染んでいた。



「……あのー。なんで僕たち、3人しかいないんですか?」

「だってこういうのって、3人くらいのパーティーで行くもんじゃろ。ビルド王子」

「パーティーって……」


3人がしばらく歩くと。

「ビルド、あのシルエットは」

「あれは……。スライムですかね」

30m程先に独特な形をした生き物が、大量にいた。

「ビルド王子。経験値アップのチャンスじゃぞ!」

「はい。倒しましょう」

3人はスライムの近くまで走った。


「キュ……キューン」

愛くるしい鳴き声に、チワワのようなくりっとした目。

まともな人間なら、攻撃なんてできない。


「早く倒しなさいよ。ビルド」

(おいおい。まじかよ)

「あ、姉上。いくらなんでもこんなに愛くるしい生き物を倒すなんて」

「は?なに言ってんの?メール王女助けたくないのかよ」

(おいーーーー!!バイロ王の前で素を出すなよ!!)


「わ、分かりましたよ!倒せばいいんでしょ!倒せば!」

(スライム、ごめん!)

護身用に持っていたナイフで、スライムを刺した。

次の瞬間、スプラッター映画並みに血飛沫が噴き上がった。

「…………嘘だろ」

思わず、声が出た。


2人に目を向けると、バイロ王は「血怖い……血怖い……血怖い……」

百戦錬磨の王と呼ばれているとは思えない、弱々しい姿を晒しているし、ビルドは魔王のように笑っていた。魔王に会ったことないけど……。


「これ以上、無理だよ……」

「はあ?情けねぇな。じゃあ、国王が倒せよ」

「無理に決まってるだろ!!今でもこの有り様だぞ!!」

「血怖い……血怖い……血怖い……」

「はぁ。ったく、しょうがねぇな。じゃあ、俺がやるから、お前ら離れとけよ」

男であることを一切、隠す気のないビルドに、怒りを覚えながらも、バイロ王とその場を離れた。


「ギャハハハハハハ」

魔王のような笑い声で血飛沫を浴びる姿は、恐怖以外の何物でもなかった。


「おーい。終わったぞ」

そう言いながら、戻ってきたビルドは、返り血で全身真っ赤に染まっていた。

「「ギャーーーーーー!!」」

「そんな叫ぶことじゃねぇだろ。それより、レベルが上がったか見てくれよ」

「なんでそんなに、平然としてられるんだよ!!」

とは言うものの、僕自身、気になったので、レベルが見える眼鏡で見てみた。


「…………全く、上がってない」

「はあ!?まじかよ」

「あ、でも。残忍さだけ、めちゃくちゃ上がってる」

「そんなの上がったって、意味ねぇだろ!」

「もうやだ!!わし馬車で行く!!」

元はと言えば、バイロ王が言い出したことなのに身勝手な気もするけど、馬車で行くのは全員賛成だった。


「最初から馬車で行ってたら、よかったんだよ」

「本当にね」

「すみません……」

通信機で馬車を呼び、魔王城へ向かった。



「ここが魔王城……」

「でもどうやって入るんだよ。簡単には入れねぇだろ」

「うーむ」

3人で悩んでいると


「国王様、お待ちしておりました」

金髪碧眼で眼鏡をした男が現れた。

「おー!ローシャ!こんな所にいたのか!メールは無事か?」

「はい。王女様の元へご案内します」


ローシャという男についていくと、メール王女と魔王らしき男と、ローシャにそっくりな男が、TVゲームをして遊んでいた。


「メールーーーー!!命を懸けて、助けにきたぞーーーー!!」

(あんたはなにも懸けてないだろ!!という言葉が喉まで出かけたが、親子の再会に水を差す訳にはいかない。我慢しよう)


「……魔王様、追い返してください」

「ええ!?いや。お義父様を追い返すわけには……」

「お前にお義父様と呼ばれる、筋合いはない!!…………この台詞、人生で一度言ってみたかったんだ。えへへ。言っちゃった。でもお前には言いたくなかった!!メールを返せ!!」

(感情の振り幅、どうなってるんだよ)


「ふざけた手紙残しやがって!!なにが

『メールさんとは結婚を前提に、同棲させていただきます。

お義父様、ご心配なさらないでください。

メールさんは私、魔王デロスが必ずや、幸せにしてみせます。

P.S.貴方の未来の息子、デロスより愛を込めて』だ!!

そんな嘘が通じるわけないだろ!!」


「魔王様。いきなり同棲しますって手紙を残すのは、論外にも程があります。

乳児からやり直してください。俺がもっとまともに育て上げてみせます」

「ええ!?精一杯、誠意を込めて書いたのに……」


「お父様。私は帰りません。魔王様のことを心から愛しているんです」

「そんな……」

バイロ王は、膝から崩れ落ちた。


「メール王女」

「はい。魔王様」

「一度、城へお戻りください」

「そんな……」

メールは、膝から崩れ落ちた。

デロスが、手を差し伸べて立ち上がる。

「お義父……いえ。バイロ王に認められる、立派な魔王になって、貴方を迎えに行きます」


「…………私は気が短いですよ?」

「あまり、お待たせはしません」

「…………分かりました」

「……やっぱり結婚していいよ」

「ええ!?」

バイロ王の言葉に、一同驚いた。


「なんかこの場の誰より、魔王君が俺のこと考えてくれてる気がしてきた」

「いえ。俺より娘の、メール王女の方が」

「1ミリも考えていません」

「メール……」

バイロ王が泣いた。


「だ、だったら、あの、ローシャ君とか!付き合い長いだろうし」

「俺の主人はメール王女なので、バイロ王のことは特に」

「ローシャ……」

バイロ王が再び泣いた。


「だ、だったら、ビルド王子とミューラ王女!」

「え!?うーん。今日、初めて会ったばかりだしな……」

「なんの役にも立たない奴を、大事に思える訳ねぇだろ」

「ビルド王子、ミューラ王女……」


「だ、だったら……。ロード、ちょっと」

少し離れた場所に、ロードを連れて行くデロス。

「俺に嘘を吐けってことですか?」

「だ、だって……。あまりに可哀想じゃない」

「ああ言われるってことは、日頃の行いが悪いんですよ。魔王様みたいに」

「ええ!?ひどい!!…………ボーナス上げるからさ」

「いくらです?」

「え、うーん。あんまりたくさんは、厳しいけど……」

「もういいよ。デロス君。俺にはデロス君さえいれば、もうなにもいらない……」

(メンヘラかよ……)



「という訳なので、ビルド王子との婚約は破棄ということで」

「あ、分かりました。お幸せに」

ビルドとミューラは魔王城を出た。


「結婚式、ご招待しますねー!!」

魔王が懸命に手を振って、見送ってくれた。

「元婚約者を結婚式に招待って、喧嘩売ってるんですか?」

「ええ!?そんなつもりじゃ」


(正直、行きたいような。行きたくないような……。まぁ、行くか。また面白い物が観れるかもしれないし)


「とんだ茶葉だったな」

「あはは。まぁ、丸く収まったんだし、良いじゃない」

「まぁな。中々良い、暇つぶしになったよ。今度は2人で冒険でもするか?」

「うーん……。しばらくいいかな」


中々ひどい目にもあったけど、あれだけ想い合う男女を見れて良かった。

僕もいつか……。なんて柄にもないことを思った。

 

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