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第2指令 指揮官とモンスターガチャ

連続投稿、一応今日はここまで

テイマーが扱うモンスターはそのほとんどがゲーム内で魔物としてポップするものばかりだ。それを初めの時点で3種1体ずつがランダムで貰える。強いモンスターもいれば弱いモンスターもいる。だが強いモンスターは大半が知能が高く、強さに比例してプライドも高いので外れ枠に分類される。なのでテイマーが扱うモンスターは弱いけどそこそこ便利なやつがいいとされる......と思う。

自信なさげなのはそもそもテイマー自体がβテストでもそれまで扱われずにいた為に情報が少ないからだ。βテスター達よ、何故情報を落としてくれるレベルまでに使い込んでくれなった。


さてさて、この初期設定で魔物をランダムで選ぶ方法は結構前時代的な手法である。四角く若干丸みを帯びたフォルム、硬貨を入れるであろう場所とハンドル。

そう、皆さんご存知の昔懐かしいガチャガチャである。人によってはガシャポンというが俺はガチャガチャと呼ぶ派だ。

しかもこのガチャガチャかなり年代物、今時博物館に展示されているレベルで古い型。プラスチック製ではなく金属製のやつだ。しかもそこそこ年代物風にサビとか塗装の剥がれとか変な部分に力を入れている。


「色々変なところにこだわり入れてる運営だな」


ガチャガチャにテイマー用の銀色のコインを装填し、回す。それを3回。共通しているのは下の白色だけで上の色は赤、黒、金とすべて種類が異なる。ガチャガチャに書いてあるのを読んだところ上の色でレア度が分かれているらしい。




__________________________





虹色…UR


金…SSR


黒…SR


青…R


赤…N


白…サモンモンスター




__________________________




俺が引いたのはSSR、SR、Nだったと。正直白を引かなくて良かった......サモンモンスターとか明らかな地雷じゃねーか。


それではカプセルから俺のモンスター達を出してみよう。いざ、オープン!


「ガゥッ!」

「......」ガシャガシャ

「......」プョンプョン


上から赤、黒、金と開けたが出てきたのはウルフ、リビングアーマー、そしてスライムだった。結構組み合わせとしてはいいのではなかろうか。ステータス次第だが良い布陣になると思う。そして俺のテイムモンスター達のステータスがこちら。



__________________________




NAME:ガル

RACE:ホーンウルフ

LINEAGE:ウルフ種

Lv.1


STR:15

VIT:2

INT:3

MND:3

AGI:13

DEX:9


ABILITY:

【危険察知】


__________________________




NAME:イージス

RACE:アーマガーディアン

LINEAGE:アーマ種

Lv.1


STR:8

VIT:15

INT:0

MND:12

AGI:4

DEX:6


ABILITY:

【盾術】



__________________________




NAME:シノブ

RACE:アサシンスライム―ユニーク―

LINEAGE:スライム種

Lv.1


STR:5

VIT:5

INT:8

MND:2

AGI:20

DEX:10


ABILITY:

【隠密】【奇襲】



__________________________




モンスターの方も初期ステータスの合計値が45のようだがスライムだけは合計値が50だった。種族欄にあるユニークが関係しているのかもしれない。能力はそれぞれ1、2個は持っているみたいだ。

このステータスなら訓練次第で考えていた通りの動きができそうだ。ホーンウルフをアタッカー、アーマガーディアンをタンク、スライムをシーフ的な役回りで運用し、俺はヒーラー兼アタッカーで行こう。だがヒーラーといってもそこまで専門でやるわけではないのであくまで触りだけ。

うーん、アーマガーディアンを最大限に活用するならマジックアタッカーもいるかな?まぁ現状連れて行けるモンスターは5種類までだしその辺りは追い追い詰めていけばいいかな?




取り敢えず必要なことはわかったので最期のスキル取得に入る。

スキルは初期時点でアタックスキル、サポートスキル、モーションスキルの3種3つずつ貰える。

アタックスキルは攻撃系のスキル。武器術、魔法、武術がここの枠組みに入る。

サポートスキルは鑑定などの識別系スキルと回復系スキル、自動的に適用されるスキルなどがここの枠組みに入る。

モーションスキルは料理、伐採などのサブジョブ的なスキルがここの枠組みに入る。


サポートスキルに関しては既に欲しいスキルが埋まっている。アタックスキル、モーションスキルは1つ空きだ。


__________________________


アタックスキル

【格闘術】

【水魔法】

【短剣術】


サポートスキル

【鑑定】

【応急手当】

【指示】


モーションスキル

【料理】

【解体】

【調合】

__________________________



悩んだ結果ナイフぐらいは使えた方が良いだろうということで【短剣術】、回復魔法だけでは心許ないので回復薬を作るために【調合】を取った。アーマガーディアンに回復薬が効くかどうかはわからないがアタッカーのホーンウルフと斥候役のスライムは被ダメした時にいつでも速攻で回復できるようにしないといけない。


【料理】【解体】はテイムモンスターに飯を食わせる為に必須だ。特に【解体】はアクティブ状態にしている間、ドロップが出来なくなる代わりに魔物の体が丸ごと手に入る。これで魔物系の肉を多く手に入れられるだろう。


【応急手当】は【回復魔法】の代わりだ。【回復魔法】は神官系のみが覚えられるスキルのようで戦闘職は【応急手当】しか取れなかった。


そして1番重要なのが【指示】だ。これだけはテイマーになると決めた以上絶対に欲しかった。指示はパーティに指示が行き届きやすくなるスキルだ。たったこれだけのスキルではあるがテイマーの場合はこれ1つでガラリと変わる。

テイマーとテイムモンスターの連携がうまくいかないのはテイムモンスターとの絆以上に戦闘中、指示が届かないからだと予想した。そもそもドンパチやりあってる中で声を張り上げても普通届かない。【指示】とはパーティの仲間に確実に指示を出す為のスキルなのだ。



これで初期設定は全て終わった。ここから俺のテイマー生活のスタートとなる。軍人テイマーという不遇×地雷がどういった化学反応を起こすか分からないが取り敢えず楽しめればそれでいい。

それでは冒険を始めようではないか。




ここからは2日置きに更新の予定です。

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